リク「ずぶ濡れ」林檎/雀 ページ1
【バルボッサ】
『…………。』
「で?」
『はい………………。』
ただいまの状況を説明致しますと、正座をしている私の前に、
この船の船長であり私の恋人である…バルボッサが仁王立ちしております。
「なぜ、お前はそんなにずぶ濡れなのか教えてもらおうか。」
『…これには深いわけが。』
「ほお……どこぞの馬鹿の帽子が風に飛ばされたのを見て馬鹿みたいに海に飛び込んで行った事に深いわけがあるわけだな。」
見ていたのか……事の始終を…。
フルフルと震える、
海に濡れた寒さと、正座に慣れない足の痛みと
目の前で仁王立ちする恋人への恐怖で震える。
『……ほら…帽子、飛んでったらジャック、戻れ戻れ言うじゃん?』
「…」
それは過去に経験があるので、反対はしないご様子。
『そしたら、ヘクターの仕事増えるから──!!』
突然バッとAに何かが被さる。
見るとそれは大きめなタオルで、
見上げると、拭け、とだけ言われた。
『ありが────』
「…だが、アイツのために海に飛び込んだ事には納得がいかんな、説明は聞いたが謝罪はまだだったな?」
そう言ってニヤリと笑い、
タオルごとAを抱き上げてベットに強制連行していった。
その後、Aはジャックの帽子が飛ばされても拾いに行くことは無かった←
―――――――――――――――――end
【ジャック】
「おー────お前なんでそんなに濡れてんだ?」
ひょっこりと現れたジャックがずぶ濡れの私を見て顔をしかめる。
『さっきの港町でお花屋さんの前を通りかかったら運悪く水をかけられちゃった。』
舌を出して笑うAを見て彼女に近づきながらジャックはさらに顔をしかめた。
『どしたの?』
彼の異変に気づき声をかけると次の瞬間───
「どうしたの?、じゃないだろ。」
と、低い声とともに壁に押し付けられていた。
理解が追いつかずに慌てるAの頬に水が伝った。
と、それをキスとともに拭うジャック。
『ちょッッ…な、にして────』
「悪いけど、先に誘ったのはお前、」
と言って服を見てみろと視線で促されたまま、服を見下ろす。
『ッ…!』
水で服は透け、下着が見えている状態になっていた。
「というわけで、誘った分しっかり返してもらわないとな。」
そう言って笑い彼は私にキスの雨を注いでいった。
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(お茶・・)ψ(プロフ) - 雪菜さん» 修正しました! (11月11日 21時) (レス) @page27 id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - すみません、リク『全てあなたのもの』ガプセン見れないみたいなのですが、私の方がおかしかったりするのでしょうか? (10月15日 23時) (レス) id: 5e33687809 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ルークさん» 了解ですれ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - まるごと林檎。さん» うわ、すみません!いまみました!!了解でし! (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク - 無痛症の夢主に対してみんながどんなふうに対処?というかケガしないようにするかを見たいです! (2019年3月22日 17時) (レス) id: 73881cdf76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(お茶・・)ψ | 作成日時:2017年7月19日 17時