リク『デレ期からのツン』雀 ページ25
気持ちの良い風に吹かれて、空を見上げる。
帆が大きく広がって風を目いっぱい受け止めているのが分かる。
この船は世界一速い船、
それにココ最近の天気はとてもいい、風もいい感じの強さだ。
まさに航海日和。
なのに────
『進路は決まったのかな…』
私たちには肝心の目的地がなかった。
というのも何日も前から部屋にこもりっぱなしの船長が進路を決めてくれない。
いい加減に旅がしたい
『ジャック！入るわよ！！』
「おぉ、A〜…ﾋｯｸ」
語気を強めて部屋に入れば、なぜか部屋は酒臭く。
さらに酒臭い男が私を入り口で待ち構えていた
『ｯｯ…飲んでたの…?!』
「ンあ？飲んでない!!断じて俺は飲んでなぁい!!」
『飲んでたのね、はいはい。』
「相変わらず鋭いなA、さすが俺の恋人だ!!」
『はぁ…』
…そう、何を隠そう、この船の船長であるジャックは私の恋人なのだ。
数年前、とある街で海兵から酔っ払ったジャックを庇ったのがきっかけでこの船の一員になった。
会計士であった私は奪った財宝やら頂いた財宝やらの管理、食料庫の管理などを任せられている。
それからかなり時が経ち、
ジャックに誘われ酒屋に行ったらタチの悪い男たちにナンパされた。
その時にまぁ、恋人のフリをして追い払ってくれたんだけど…そのフリはフリじゃなくて…
ん？…考えてたらわかんなくなってきた…
「A〜??」
『ﾊｯ!』
「そうか!俺がいい男すぎて見惚れてたのか?」
嬉しそうに笑うジャックを見て連られて笑いそうになるが心を鬼にすることに決定
『進路。』
「ンあ？」
『進路は決まったのかしら?船長。』
「あぁ…進路なぁ…進路…」
『決まってないのにお酒飲んで、私たちの身にもなってよ。旅がしたいし宝も欲しいし!!』
「でもなぁ…」
ヘラヘラと笑うジャックにカチンときた。
『そんなんでこの船の船長が務まってるのが謎ね!!バルボッサの方がよっぽどマシなんじゃないかしら!!』
しまった、、と思った時には遅かった。
突然大声を出した私を驚いていたジャックの眉間にシワが寄っていく。
頬が強ばっている。…怒ってる
『あ、あの────』
「だったらバルボッサんとこでも行けばいいじゃないか」
ぷいっとそっぽを向くジャック…
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(お茶・・)ψ(プロフ) - 雪菜さん» 修正しました！ (11月11日 21時) (
レス) @page27 id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - すみません、リク『全てあなたのもの』ガプセン見れないみたいなのですが、私の方がおかしかったりするのでしょうか？ (10月15日 23時) (レス) id: 5e33687809 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ルークさん» 了解ですれ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - まるごと林檎。さん» うわ、すみません！いまみました！！了解でし！ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク - 無痛症の夢主に対してみんながどんなふうに対処？というかケガしないようにするかを見たいです！ (2019年3月22日 17時) (レス) id: 73881cdf76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(お茶・・)ψ | 作成日時：2017年7月19日 17時
