続き ページ41
買いたかった季節ものの服を何着か買って、
休憩としてたまたま入った喫茶店のケーキが美味しくて長居して、
総統も行きたがった図書館に行ってかなり時間をつぶして、
気付けば夕飯時になっていたので、総統と二人で外食に行った
「はぁ・・・楽しかったぁ」
グ「良い息抜きになったなら何よりだな」
今は帰り道で、夜空を見上げれば丸い月が綺麗に光っている
隣を歩く総統をチラッと見れば、私と同じく夜空を見上げていた
その姿に見惚れてまた胸がどきどきして・・・
「(・・・やっぱり、私は総統が好きだな)」
年の差があるから、兄がいたらこんな感じなのかなとか思ってたけど
この感情は、そんなものじゃないと私に訴えかけてきていて、
「総統、」
グ「何だ？」
立ち止まって、声をかける
私より少し先で立ち止まって振り向く総統
前にもこんな事あったなぁ、なんて思いながら
前とは違って今は言いたいことが決まっている。
「月が、綺麗ですね」
一か八かの賭けに出た
多分、私の気持ちに総統は既に気が付いているんだろう
だからこそ、ここで誤魔化すのかどうか試したかった
グ「・・・今、か。」
すると総統は何か諦めたように呟いた
そして、開いていた距離を埋めるように近づいてくる
「そうと、う、」
グ「その言葉に後悔はないな？」
頬に手を添えられて、目を合わせるように上を向かされる
ばちっと合った目は珍しく不安げな要素が見えた
「ない、ですよ、ずっと、思ってましたから」
グ「・・・そうか」
「総統は、どうなんですか」
真っ直ぐ総統を見つめながら、聞いてみる
グ「そうだな・・・俺も、死んでもいいと思ってる、と言えばわかるか？」
「っ、」
悪戯っぽく微笑みながら言われた言葉に、じわりと視界が歪む
しかしそれは零れることなく総統の指で拭われた
グ「だが、今は勉学に励め。そして、制服を脱ぐ日が俺の女になる日だ。」
いいな？と聞かれてコクリと頷く
総統は口角を上げて微笑み、私の頭を撫でた
早く、総統のものになりたい。
そう思いながら私は背中に手を回してぎゅっと抱きついた
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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柚杜(プロフ) - 刹那は優柔不断さん» コメントありがとうございます！読んで楽しんでいただけたなら何よりです！！またしばらくしたら続編書く予定なので良かったら待っていてください！！ (2017年3月26日 1時) (
レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
かりかりぱんけーき(プロフ) - 柚杜さん» お返事ありがとうございますううう！( ; _ ; )嬉しいです...僕も楽しみにしてますぅ...！ (2017年2月14日 13時) (レス) id: 8c72317fb5 (このIDを非表示/違反報告)
刹那は優柔不断(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも素敵な展開や言い回しにドキドキしながら読ませて頂いてました！貴方様の書く話が大好きです！完結までお疲れ様でした！素敵なお話をありがとうございました！ (2017年2月12日 21時) (レス) id: 09dc060581 (このIDを非表示/違反報告)
柚杜(プロフ) - ちぃ汰。さん» ちぃ汰。さん、コメントありがとうございます！楽しみに待っていただいていたのに更新遅れて申し訳なかったです・・・(´・ω・`)長くお待たせしますが、必ず作るので気長に待っていてください！！ (2017年2月12日 10時) (レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
柚杜(プロフ) - かりかりぱんけーきさん» かりかりぱんけーきさん、コメントありがとうございます！私もかりかりぱんけーきさんの長編と短編楽しみにしてます！短編集の方はのんびりと待っていてもらえたら幸いです！ｗ (2017年2月12日 10時) (レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
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