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コ「あれからな、俺考えてん」
「何を？」
コ「Aの隣に俺以外のやつがおるん、嫌やなって」
いつにもまして、真面目な顔のシッマ
よくそんな恥ずかしいセリフを言えるなぁと感心する
でも、まだシッマの気持ちが追い付いてないよ？
「私の隣はシッマがいつもいるやん」
コ「そうやけど、さぁ」
「今のままで不満あるん？」
コ「・・・ない、なぁ」
そやなぁ・・・と腕を組んで考え込む彼
納得しきれてない様子に首を傾げながら聞いてみる
「何が引っかかってるん？」
コ「いや、トントンに言われてん。そのままでええんかって」
出てきた名前にあー・・・と納得してしまった
トントン、という彼の友人はとても律儀な人だ
きっと彼は私がシッマを好きなことを知っていて、
シッマも若干惹かれている私に対しての気持ちの手助けをしてくれようとしたのだろう
「シッマ、とりあえずさ、今は勉強せん？」
明日のテストもやばいんやろ？と聞けば頷いた
コ「今は目の前の危機を脱出せなあかんな！」
「そうそう。じゃ、これまとめといたから勉強に使ってな」
そう言って紙切れを挟んだノートを渡す
コ「まじで！？ありがとうな！！」
「今度何か奢ってな、それじゃ私帰るわ」
気を付けてな、と言われて手を振って笑顔で頷く
教室を出るとすれ違いに彼の友人たちが教室に入ってきた
――トンside
シ「シッマ勉強進んだか―？」
コ「当ったり前やろ！シャオさんとは違うからな！」
シ「おおん！？やんのか！」
ゾ「俺も混ぜてーや」
鬱「そんな事よりさっきすれ違った子可愛かったなぁ・・・なぁとんち？」
ト「お前ら・・・しばかれたいんか？」
珍しく教室で勉強していたシッマを皆で迎えに来たら騒ぎ出すこいつら
はぁ、と頭を抱えながら机にばらまかれたプリントやノートをまとめる
するとひらりと何かがノートから落ちた
ト「何や・・・？」
ノートの紙切れで、書かれていた言葉は、
鬱「None of your businessって・・・シッマ何かしたん？」
ト「いや、これは多分俺に対してやな。」
え？と首を傾げる大先生を放置してさっきすれ違ったあの子を思い出す。
大きなお世話、ねぇ・・・。
一応気を遣ったつもりやったんやけどなぁ、なんて言い訳じみたことを呟いた。
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柚杜(プロフ) - 刹那は優柔不断さん» コメントありがとうございます！読んで楽しんでいただけたなら何よりです！！またしばらくしたら続編書く予定なので良かったら待っていてください！！ (2017年3月26日 1時) (
レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
かりかりぱんけーき(プロフ) - 柚杜さん» お返事ありがとうございますううう！( ; _ ; )嬉しいです...僕も楽しみにしてますぅ...！ (2017年2月14日 13時) (レス) id: 8c72317fb5 (このIDを非表示/違反報告)
刹那は優柔不断(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも素敵な展開や言い回しにドキドキしながら読ませて頂いてました！貴方様の書く話が大好きです！完結までお疲れ様でした！素敵なお話をありがとうございました！ (2017年2月12日 21時) (レス) id: 09dc060581 (このIDを非表示/違反報告)
柚杜(プロフ) - ちぃ汰。さん» ちぃ汰。さん、コメントありがとうございます！楽しみに待っていただいていたのに更新遅れて申し訳なかったです・・・(´・ω・`)長くお待たせしますが、必ず作るので気長に待っていてください！！ (2017年2月12日 10時) (レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
柚杜(プロフ) - かりかりぱんけーきさん» かりかりぱんけーきさん、コメントありがとうございます！私もかりかりぱんけーきさんの長編と短編楽しみにしてます！短編集の方はのんびりと待っていてもらえたら幸いです！ｗ (2017年2月12日 10時) (レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
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