我々の主役は彼女だ！！ (ページ37)

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暑いけど、　gur ページ37

「総統、暑そうですね」

一言、隣を見て声をかけるとうんざりした顔をされた

グ「すっげー暑い」
「ですよね」
グ「帰っていいか？」
「だめです。私との約束忘れたとは言わせません」
グ「・・・わかっとるわ」

私たちは今夏祭りに来ているのです
外に出たがらないグル氏を連れて。

何故一緒に来ているかというと、先ほどの約束のお陰だ

グ「まさかあそこでトン氏が裏切るとは思わんかった」
「グル氏と夏祭り行きたいんですって秘密通信しました」
グ「・・・あいつの優しさ利用したな・・・」

hoiでグル氏に私が勝利する、という条件
その条件をクリアすれば夏祭りに一緒に行くという約束
勿論一人では確実に無謀なので、誰かと組んでもいいという事だった

「トントンから楽しんで来いよって笑顔で言われました」
グ「・・・はぁ、」

ため息をつきながら腕を組むグル氏
そんな姿もかっこよく見えるのはずるいと思う
しかも浴衣を着ていて余計な色気まで出ている気がする

「でも、総統が浴衣着るとは予想外でした」
グ「・・・トン氏がうるさかったんだよ」

呆れ顔で言った言葉にすぐさまLINEを開く

Aトントン最高です
トントンん?何が?
A浴衣最高ですありがとうございます
トントンあぁ、まぁ夏祭りやしな
A写真撮って送りますね
トントンおっさんの浴衣写メとかいらんわww

グ「A何しとんねん、置いてくぞー」
「迷子になったら探してくださいね」
グ「・・・そんな条件のんどらんぞ？」
「今日くらい我儘聞いてください」

いっつも聞いとるやろ・・・と呟きながらも待ってくれる
そんな些細な優しさもキュンとするんですよ、総統