我々の主役は彼女だ！！

続き　another side ページ35

玄関を開くとA姉さんがいた
鬱先生って呼ばれたからすっごい驚いたけど
どうやら我々だのことを知っているようで
バレバレだったらしい

ト「大先生ー？誰やった・・・お？」

つい先ほどまで一緒に実況を撮っていたトンちが
様子を見にこちらにきた

「その声はー・・・トントンさんかな？」

ト「えっあっ、そう、ですね？」

唐突に姉さんに話しかけられて戸惑うトンち
そりゃ仕方ないだろう、なんて思いつつ
頭にのせられていた手をどけた

「初めまして、鬱先生のお姉さんです」
鬱「誤解招くからその紹介やめてや・・・」
ト「え、大先生姉さんおったん？」
鬱「いないよ、この人従姉妹のA姉さん」

改めて自己紹介をお互いにする
こういう光景は新鮮やな・・・
そこでふと疑問に思ったことを聞く

鬱「というか姉さんいつ帰ってきたん？」
「ついさっきだよ？」
鬱「唐突やな・・・戻るんは？」
「3日後だね」

今はどうせまともに食事してないだろうから、
という理由からお裾分けを持ってきてくれたらしい

ト「じゃあ俺は帰るな」
「あ、私も今日は帰るよ」
鬱「トンちお疲れ、姉さんは送ってくわ」

いいのに、という姉さんを押し切ってトンちと別れて歩く

鬱「・・・姉さん明日空いてる？」
「空いてるけどー？」
鬱「よかったら俺と出かけん？水族館とか」
「お、いいねー、行きたい！」

笑顔で答えられて内心ガッツポーズ
実はA姉さんは俺の初恋の相手だったりする
惚れた当初は何も出来んで諦めてたけど・・・

今はそれなりに経験も積んできたんや
動画で散々クズやら無能やら言われてきたけど、
このチャンスだけは逃さへん！

・・・なんて思っても、
帰り道に約束だけ取り付けて
それ以外何も出来ひんかったヘタレっぷりですがね？

━━━━

ヘタレのままでいいんだよ！！
無能がいいんだよ！！！って作者は思ってます

キス　ton→←クズでも何でも　utu

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す