恋愛相談 zom ページ32
土曜の昼間、毎週のように来ている喫茶店
「全然気付いてくれないんだよねー、どう思う？」
私は今そこで、恋愛相談をしている
目の前に座るのは相談相手のゾム
ゾ「・・・そいつホンマアホちゃうん？」
「やっぱそう思う！？」
ゾ「ここまでしといてそれは、なぁ・・・」
そう言いつつため息をつく
ゾムを眺めつつ、少し冷めた紅茶を一口飲む
実は、私の好きな相手はこの目の前のゾムだったりする
相談に乗ってもらうフリをして色んなことを聞き出して試した
どれも気付いてくれなくて不発に終わっているけど。
「ゾムはどうなの」
ゾ「ん？何が？」
「気になる人とかいないの」
ゾ「・・・んーっとなぁ・・・」
どこか歯切れの悪い返事をする
これは、いるな。
「いるんだねぇ。お互い大変だね」
ゾ「・・・そやなぁ、俺も全然脈ある気がせん」
「・・・へぇ」
失恋コース待ったなし、
結衣にでも慰めてもらおうと思っていたら
うなだれているゾムに少し淡い期待が浮かぶ
ゾ「でもまだ振り向かせればいいだけやしな」
「・・・振り向いてくれるかなぁ」
ゾ「そこはあれやろ、女子の色気を・・・すまん」
「おいこら何で謝った！？なぁ！？」
思わず立ち上がりそうになるのを堪えながら
睨みつければ、苦笑いをした
ゾ「Aは色気っていうより丸め込むって感じやな」
「それタチ悪そう」
ゾ「そうか？そういうのの方が俺は好きやで」
「・・・ふーん」
好き、の一言に動揺したのを隠すのに必死な私
急にそんな風に笑わないでほしい
また、惚れ直してしまう
すると、ゾムがつーか、と呟いた
「何？」
ゾ「そろそろ俺も行動に移そうかと思うねん」
「えっ」
ゾ「いい加減、我慢出来んくなってきたしなー」
そう言って立ち上がるゾム
え、どういうこと、分かんない。
首をかしげてゾムを見つめていると、
ゾ「来週会う時までにその恋終わらしといてな」
「へっ・・・」
じゃ、と言ってそのまま帰ってしまった。
待ってよ、それって・・・
その言葉の真意が分かるのは、来週のこと。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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柚杜(プロフ) - いおさん» いおさんコメントありがとうございます！おぉっそれはすごいタイミングｗｗおめでとうございますｗ更新頑張りますー！！ (2016年8月12日 18時) (
レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - ちょうど誕生日が近い時にこの...！これからも更新頑張ってください！ (2016年8月12日 17時) (レス) id: 39c85f48df (このIDを非表示/違反報告)
柚杜(プロフ) - 涼さん» 涼さんコメントありがとうございます！！楽しみにしてもらえて嬉しいです！！応援ありがとうございます！頑張れます！！ (2016年8月8日 12時) (レス) id: 1c1851b5e5 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - コメ失礼します！更新の通知が楽しみで楽しみで…！更新頑張って下さい、応援してます！ (2016年8月8日 7時) (レス) id: ce59394656 (このIDを非表示/違反報告)
柚杜(プロフ) - ナキさん» ナキさんコメントありがとうございますっ！嬉しいお言葉・・・！続編やらせていただきます！ゾムとトンチ満足してもらえるような話を作れるよう頑張りますね！ｗ (2016年7月31日 0時) (レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
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