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「・・・ごめん。でも、ほんまに集まりとかあんま好きちゃうねん。・・・行きたかったらちゃんと行くし」
言い過ぎたって一瞬気まずそうな顔をして、斗亜が慌てて謝るけど、斗亜が何を言っても全部嘘に聞こえてきて、何て言えば良いのかわからなくなって、堪えてた何かがプツンと切れた。
気付いたらボロボロ泣き出して、斗亜を責めていた。
自分でも感情任せになってしまった事はわかっているのに止められなかった。
斗亜が言いたかった事もちゃんとわかっているのに、悪い方にしか捉えられなくて、冷静に話すこともできなかった。
こんなんじゃ一緒にいたってお互い疲れるだけで、何の為に付き合ってるのかわからなくなってくる。
好きな気持ちはずっと変わらないのに。
斗亜が私の事を一生懸命考えてくれてるのは痛いくらいわかるのに、素直に受け取れなくて不安で自信が無くなっていく。
それはまるでこの間の斗亜のようで、状況は違うけど、斗亜もこんな気持ちだったのかなと、メモ用紙の斗亜の文字をぼんやり見つめながらそんなことを思った。
半月ほど前、斗亜の大学に行ったあの日、いつからか少しづつ積み重なってた不安を一気に自覚してしまった。
斗亜が望に激しい嫉妬心を感じたように、斗亜の大学に居る女の子達に嫉妬と劣等感を感じた。
斗亜は私の知らない所でも私の事をちゃんと考えてくれてるって、声を掛けてきた女の子達や風雅くんの言葉で知ったのに、それ以上に斗亜の周りに居る女の子が私の知らない斗亜を知れる事実が、前回の麻美さんの時以上に羨ましくてモヤモヤした。
斗亜が高校生から大学生になって、少しは歳の差も気にならなくなるかと思ったけど、全然変わらなくて、隣で道案内をしてくれる吉川さんがキラキラして見える。
18歳って、こんな肌ツルツルだったっけ？
そんな事を思いながら、自分が凄く醜く思えて気分が落ち込んでいく。
斗亜がそんな事を気になんてしないってわかっていても、斗亜の周りに居る斗亜と同じ年の子全員に負けてる気がした。
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あお(プロフ) - まなみさん» めちゃくちゃ嬉しいです！気持ちがコロコロ揺れ動く斗亜くんですが、最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです！ありがとうございます。 (9月19日 21時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - このお話が大好きで前作からまとめ読みを数回繰り返しています、、、！更新楽しみにしています！ (9月16日 19時) (レス) id: 5166b5aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年7月27日 13時
