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ふと目が覚めるとベッドの上で、いつベッドに入ったんだっけ？って思いながら身体を起こす。
部屋は静まり返ってて、斗亜が居ない事がわかる。
気を失うように随分寝ていたなぁと思いながら時計に目をやると９時を過ぎていた。
綺麗に片付いている机に一枚メモ用紙が置いてあるのが目立って、あまり綺麗じゃない文字が目に入る。
学校行ってくる。
ずっと一緒にいたいから、帰ったらゆっくり話しよ
昨日の自分を思い出して、胸が詰まる。
久しぶりにあんな泣いたから、少しだけ頭が重い。
鏡を見なくても、きっと目は腫れていて酷い顔してるんだろうなと思った。
昨日、久しぶりに拓哉から連絡があったっていう何気ない会話から、だんだん話が逸れて行った。
夏休みにみんなで集まるけど来るか？って言ってきた拓哉の誘いを斗亜は既に断っていた。
「拓哉久しぶりやん？行かへんの？」
特に何も考えずそう聞くと「あー・・・西村はまた別の日に会うし」視線を少し逸らして返ってきた返事で、私に気を使った事がわかった。
「・・・行ったらいいやん。他の子とか全然会ってへんのやろ？」
「会いたい子はまた別で会うから」
淡々と返される返事に苛立ってしまったのか、元々の内容の、みんなで集まる中に麻美さんがいる事が最初から引っ掛かってたのかはわからないけど、私は斗亜のその行動がどうしても私に遠慮してるように見えてしまった。
本当は行きたいのに私のせいで行かない選択をしてるように見えて言い合いになった。
「・・・私に気使ってんのやったらやめて？」
「ほんまに気使ってへんよ？・・みんなでとか、あんま好きちゃうねんて」
「麻美さんいるからやろ？行かへんって事は、気にしてるって事やん？」
「・・・なんでそうなるん？ほな行ったら満足なん？・・・行っても行かんくても麻美の事なんて何も気にしてへんけど？」
何言っても文句を言う私に、斗亜も若干イラっとした感じで返してきた言葉に何も言い返せなくなって部屋が静まり返る。
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あお(プロフ) - まなみさん» めちゃくちゃ嬉しいです！気持ちがコロコロ揺れ動く斗亜くんですが、最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです！ありがとうございます。 (9月19日 21時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - このお話が大好きで前作からまとめ読みを数回繰り返しています、、、！更新楽しみにしています！ (9月16日 19時) (レス) id: 5166b5aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年7月27日 13時
