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週明けの月曜日は仕事帰りの大人がゆっくりしたいのか、バイト先はいつも満席に近い。
今日もいつものように満席に近くて、スーツ姿の大人が多い。
「あれ？・・斗亜？」
オーダーされたコーヒーを運んだ先にいたのは、ブライダルのバイトで一緒だった廉くんだった。
元々スタイルも顔も良い廉くんは、まるでモデルのようにビシッと黒のスーツを着こなして僕の目の前にいた。
「全然気付かんかった・・・廉くん仕事帰り？」
「さっきまでそこの会社行っててな。・・・久しぶりやな？もう大学生？」
廉くんは相変わらずお兄さんな顔で僕に笑いかけてくれて、僕も久しぶりに会えて嬉しくなって自然と笑顔になる。
「せやねん。今１回生」
「お前・・相変わらず可愛い顔してんな？・・・なっちゃんと相変わらず仲良くやってんの？」
廉くんの言葉に動揺を隠せなくて「え・・・何で？」って呟くと、廉くんは僕が何で驚いてるのかわかってない様子だった。
「何でって・・・？え？もう別れたん？」
「・・・・いやいやいや。・・・何で付き合ってるん知ってんの？」
そう返すと廉くんは僕をジッと数秒見つめ、何かを思い出したかのような顔をして「・・・あー、そやった。俺ら、お前に意地悪したから俺らが知ってるって知らんかったんやったな！ごめんごめん」なんて言って笑い出すけど、僕はさっぱりわからなくて首を傾けて「どーゆう事？」って疑問を投げるしかなかった。
廉くんと健人くんが捺香に告白した時、捺香は僕と付き合っている事を二人に伝えてたらしい。
「まさか斗亜と付き合ってるなんて思わんかったから二人して驚いたわ。・・・でも、なっちゃんが選びそうやなって。・・・斗亜、見た目ポケっとしてんのにいつも周り見て動いてて、誰にでもニコニコしてて・・まぁ、好きになるんわかるわって」
一年半前を思い出すかのように緩い優しい笑顔を浮かべて僕に話す廉くんを信じられない気持ちで見てた。
僕からしたら年上の同性の先輩で格好良くて優しくて、いつも僕や西村を気にかけてくれてた廉くんに、そんな風に思ってもらってたなんて思わなかった。
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あお(プロフ) - まなみさん» めちゃくちゃ嬉しいです！気持ちがコロコロ揺れ動く斗亜くんですが、最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです！ありがとうございます。 (9月19日 21時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - このお話が大好きで前作からまとめ読みを数回繰り返しています、、、！更新楽しみにしています！ (9月16日 19時) (レス) id: 5166b5aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年7月27日 13時
