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いつかの君へ、ありったけの華束を〜
夏休みの終わりに彼女と一緒に住めるマンションに引っ越した。
大学前期の時点で週の半分以上彼女の部屋に泊めてもらってて、もう一緒に住んでるのと変わりがなかったし、１Kにしては広めだった彼女の部屋でも僕の荷物が溢れてきたから、もう少し広めの部屋を借りる事にした。
今までは居候のように泊めさせてもらってたけど、固定費は全部彼女が出していた事も申し訳なかったし、ちゃんと二人暮らしするから、固定費も折版にして、生活費も２人で使う分は共同財布を作って、なあなあにならないように気を付けた。
僕のお金の出所は、親からの仕送りとバイト代。
学費まで出してもらってるからバイト代で全部賄おうと思っていたけど、バイト漬けになってしまうのは目に見えていて、それじゃあ何しに学校行くのかわからないからと親に言われ甘える事にした。
大学を卒業して早く大人になりたい。
高校生だった去年よりは確実に大人になってるのが自分でもわかるけど、まだまだ親に頼らざるを得ない子供だなと実感する。
以前の彼女のマンションより、僕の大学と彼女の職場に通いやすいエリアに引っ越したから、今までよりもお互い少しだけ時間に余裕ができた。
一緒にいれる時間を少しでも多く作って、なるべく彼女が安心するように。
僕たちは、僕の高校卒業前に話し合ってから、お互い少しづつ変わろうとした。
僕は以前よりは気持ちに余裕ができたというか、変に気負うことも少なくなったし、どんな僕も受け入れてくれる彼女のおかげで失くしてた自信や自分らしさを見つめ直すようになってきた。と思う。
どんな自分も少しづつでいいから受け入れていく事を意識できるようになったし、以前に感じていたような薄暗いネガティブな感情も、最近は感じる事がほとんどない。
楽な感情の方へ逃げる前に、今感じる自分の感情を見つめる作業が少しだけできるようになった。と思う。
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あお(プロフ) - まなみさん» めちゃくちゃ嬉しいです！気持ちがコロコロ揺れ動く斗亜くんですが、最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです！ありがとうございます。 (9月19日 21時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - このお話が大好きで前作からまとめ読みを数回繰り返しています、、、！更新楽しみにしています！ (9月16日 19時) (レス) id: 5166b5aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年7月27日 13時
