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「そんなん・・・こっちが気使うから・・・普通にしてよ」って言われたけど普通にできないから、少し考えて「普通にできん・・・・・お互い気使うから、やっぱ俺向こう行くわ」そう言って立ち上がると後ろから麻美が抱きついてきた。
「・・・ごめん。・・・行かんといて・・」
抱きしめられたままお互い沈黙が続く。
麻美と一緒にいて気まずい理由は二つある。
一つは、過去形だけど麻美が好きだった事を伝えたから。
メールをブロックしてまで関係を切ろうとしていたのに結局本当の気持ちを言わざるを得なかったから。
本心を知られて恥ずかしいのが大きい。
もう一つは、さっき自分の意志で麻美にキスしたこと。
躊躇いはしたものの、あんまり抵抗なくしてしまった事で変に麻美を意識してしまったから。
女の人って好きじゃないとできないって言うけど、男って正直そんなに好きじゃなくてもできちゃうから。
そういう目で麻美を見たくないけど、麻美を切ろうって突っぱねていた気持ちが本心を打ち明けた事で外れてしまった上に、ずっと胸元がはだけてるし、さっき誘われたし、キスしてしまったし・・・。
そんな最低な感情がチラついてしまうのに、今だって後ろから抱きついてきて、胸が当たってる事に意識がいってしまう。
本当に飲んでなくて良かった。
飲んでたら酔った勢いでもうやってる。
無言の僕が怒ってると勘違いしてるのか、更に強く抱きしめてきて「怒ったん？ごめん。・・もう斗亜とこうやって一緒にいれるん最後やし。・・一緒にいて」
麻美の言葉に、必死で邪な感情を飲み込み「・・・怒ってないで？・・そんなん言わせてごめん。・・・・一緒にいるけど・・ほんま恥ずいから・・・ちょっと素っ気なかったらごめん」って精一杯優しく返した。
「・・・なんで恥ずかしいん？・・・さっき好きやったって言うてくれたから？・・キスしてくれたから？」
僕が今何考えてるかなんて麻美にわかるわけもなく、麻美はどストライクに聞いてきて、益々モヤっとする。
「・・・どっちも。・・・やし、ごめん・・・ちょっと・・・・・離れて？」
「・・・・・・私やっぱり・・斗亜としたい。・・好きな人にしてほしい」
そう言って後ろから抱きついてた身体を更に密着させてくる。
傷つけたくないから避けてたのに、流石にもう限界になってしまう。
「・・・ほんまに言うてる？・・するで？」
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
