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「・・・こんな事で嫉妬してるって・・・面倒くさい女やなって思ってたから・・でも、嫌なもんは嫌やって・・・もっと早くに、ちゃんと言えばよかったね」
「俺も・・・不安な気持ちとか・・・ちゃんと伝えんくてごめんな？・・・頼んないって思われたくなかってん」
ダサいよな。
そう言って包み込むように抱きしめてきて「しょうもない男やけど・・・俺やっぱり、なっちゃんが好きやから・・・これからも俺の彼女でいてくれる？」
斗亜の言葉に、うんって言ってしまいたい気持ちを抑えて、斗亜と向き合うために聞きたくない事を聞く。
「・・・じゃあ、その女の子と何があったかちゃんと正直に話してくれたらな？」
そう言って抱きしめ返すと「・・・言わなあかん？」って気まずそうな返事が返ってくる。
「言えへん事したん？・・・もしそうでも言うて？・・・聞いて怒るかもしれんけど、今私の前にいる斗亜の事、ちゃんと知りたいから、嘘付かんと言うて？」
もし、浮気してたとしても・・・受け入れるから、本当の斗亜を教えて？
真剣な顔で斗亜を見つめてそう言うと、気まずそうな顔してた斗亜が「わかった。・・・もし受け入れられへんかったら・・・俺の事捨てて良いよ」って真剣な顔になって、ゆっくり私の手を引いてお互い起き上がり、ベッドの上で向かい合ってお互い改まって正座になる。
斗亜は素直で嘘がつけないから、きっとここで本当の事聞けなかったら、どこかでまた罪悪感で苦しくなってしまう気がしたから、本当は聞きたくないけど、斗亜の弱い所も格好悪い所も受け入れたかった。
私の知らない高校での３年間で、斗亜が麻美さんとどんな風に過ごしたかを、恐らく包み隠さず話してくれた。
「ふらふらしてて、ほんまにごめん」
斗亜が頭を下げて謝るのを黙って見てて、内心複雑だった。
思ってたよりも麻美さんの事を大事に想ってた事を知って、知らなかったら良かったなって少し思った。
だけど、斗亜が自分で悩んで考え、今、私に愛想つかされても良いって覚悟決めて本当の自分を見せてくれた。
そんな斗亜の頭の旋毛を見ながら何て返事すればいいか考える。
斗亜と麻美さんしか知らない2人の時間は、斗亜の口から聞かされる以外確かめようがなくて、言わなかったら私が知る事もない事実もあったと思うけど「嘘付かないで正直に話してほしい」って言った私に正直に全部打ち明けてくれたんだと思う。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
