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数歩歩くと後ろの方から「お姉さん大丈夫？」って男の声が聞こえて振り返ると、麻美がさっきの場所でしゃがみ込んでいて、通りかかった男性二人組に囲まれていた。
「お姉さん酔ってる？部屋まで連れてってあげようか？」って一人の男が麻美の腕を引っ張って立たせようとしているけど、雰囲気的に純粋なご厚意じゃないのはすぐわかった。
当たり前だけど放っておけるわけもなく、無意識に踵を返して元来た廊下を戻る。
浴衣が少しはだけている麻美の胸元を露骨に見ている男性の肩をつかんで「連れがすいませんー。ご迷惑お掛けしましたー」って笑いながら割って入り、しゃがんでる麻美に合わせて僕もしゃがんで「麻美？ほら、行くで？」って声を掛けると麻美が顔を上げてきて、声の相手が僕だとわかると、僕の首元に腕を回して抱きついてきた。
仕方ないからそのまま抱き上げて「すいませんーありがとうございましたー」って、ポカンとしてる二人組に向かって会釈してその場を離れた。
抱き上げた麻美が小さい声で「しんどい・・」って呟いてて、顔を見ると薄っすら赤かった。
「お前・・・飲めへんのに飲んだん？・・・何してんねん」って怒ると「さっきの電話・・・彼女？」って、全然関係ない答えが返ってきた。
「聞いてたん？・・・まぁ、そうやけど」
「なにあれ？・・・あんな斗亜見た事ない。・・・彼女の前やとあんな甘えんの？」
腕の中の麻美が、信じられへんみたいな顔で僕を見てて、さっきの会話もやっぱり聞かれてて、僕は麻美と同じくらい顔が赤くなったと思う。
「・・・うっさいな。・・・いらんこと言うんやったら降ろすで？」って言うと、僕の首元に回る麻美の腕の力が強くなった。
僕は小さく心の中で溜息をつきながら、麻美を抱き上げ直し「気持ち悪くない？・・・隣の部屋でもう寝とき？」って訊ねると、麻美が小さく頷いた。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
