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そういう特別感も嬉しかったし彼女を独り占めできる優越感もあったけど、逆に言えば、斗亜に彼女を取られる心配がないっていう目でみんなに思われてるって事。
いつまでも周りからも弟扱いな事に勝手に劣等感を抱くようになった。
付き合って半年。僕らは変わらず仲が良かったと思う。
だけど彼女に対して、申し訳なさのようなものが生まれたのもこのくらいの時期だった。
兄姉の３兄弟の末っ子の僕は、基本的に構ってもらいたがりで、思った事も結構顔に出る方だったと思う。
彼女はいつも僕を甘やかしてくれて、そんな彼女と一緒に居るのが居心地良い反面、僕だけが満足してる関係になっているんじゃないかと思うようになった。
彼女に何か言われたわけでもないけど、甘やかされるだけで逆に彼女から甘えられえた事が無く、1人の男として見てもらえてない気がした。
多分この時正直に聞いてれば、そんな事ないって答えを彼女はくれたと思うけど、もし本当はそんな風に思ってるって言われたらって思うと素直に聞くことはできなかった。
そんな僕は彼女にふさわしくないんじゃないかって、そんなしょうもない事を感じ始めたのはバイト先の先輩達の言葉だった。
僕から見ても格好良い先輩が彼女に振られた話をしていて、しょうもない男じゃ彼女に釣り合わないって話になった。
先輩たちが振られたのは、先輩たちが釣り合わないからじゃなくて、僕っていう彼氏がいたからだけど、先輩たちは自分たちに魅力が無かったと思って、そういった会話をしていたのはわかっていた。
わかっていたけど、じゃあ先輩たちに「僕が彼氏です」って言えたかというと、言えない自分がいて、自分は彼女にとって価値のない存在なんじゃないかって勝手に自分を追い詰め始めた。
彼女が社会人になって、彼女の世界が広がっていくのを横目で見ながら僕は段々卑屈になっていった。
彼女は何にも変わらないのに、僕が勝手に落ち込んで卑屈になってただけなのに、段々それを彼女のせいにするようになっていた。
彼女が気付いてくれないから、彼女がちゃんと僕をわかってくれないから。
言いたい事も聞きたい事もあるのに素直になれなかったのは僕なのに、自分の器の小ささに耐えれなかった。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
