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11．
優しくて可愛い彼女に可愛がられて懐いてる弟みたいだった僕と、いつでも甘やかしてくれるお姉さんみたいな彼女。
僕が彼女を意識したのと彼女が僕を意識したタイミングは同じだった。
酔った客に絡まれてた彼女を助けたあの日。
助けたっていっても、そんな大した事してないのに、ホッとしたような安心したような笑顔でお礼を言われて、その顔が、いつものお姉さんじゃなくて、女の顔に見えて胸をグッと掴まれた気分になって、俯く彼女に触れたくて思わず頭を撫でた。
今までも可愛いって思ってたけどそんなありがちな出来事に、年上でも彼女は女だって強く意識した。
一生懸命で、でもどこかちょっと抜けていて、年上なのに年上に見えない彼女は誰からも好かれていたけど、僕だけを特別に想って欲しいって思ったし、高嶺の華だからってタイミングを逃がしたり後悔したりはもうしたくないと思って、勇気を出して告白した。
麻美の時、両想いだってわかってたのに言葉にできなかった情けない自分が嫌だったから。
「俺、なっちゃんの事好きやねん。・・・年下やし頼んないかもしれんけど、大事にするし・・・彼女になってくれへん？」
こんな真面目に人に想いを伝えた事はなくて、正直怖かったけど、彼女は満面の笑みを見せてくれた。
「ほんまに？・・・嬉しくて死にそう。・・・私こそ、年上で可愛くないかもやけど・・それでも良い？」
「・・・可愛くないわけないやん。一番可愛いわ。・・・それに、なっちゃん年上に見えへんし、年齢とか関係ない・・・」
僕の言葉が言い終わらないうちに彼女が抱きついてきて、彼女のような優しい甘い香りが鼻を掠めて胸が苦しくなる。
「そんなん言われた事ない。・・・私も年齢関係ないくらい、斗亜の事・・・大好きやで？」
これからよろしくねって、嬉しそうな恥ずかしそうな笑顔を見た時、絶対大切にするって、そう思ってた。
仕事で何か二人でする業務は必ず彼女は僕を呼んでくれた。
彼女は誰からも好かれてて、特に大学生のバイトのお兄さん達からの人気は凄かったから、彼女との作業に他のバイトから声を掛けられてる事が多かった。
正直あんまり良い気はしなかったけど、なんとなく付き合ってるのを隠していたから何にも言えなかった。
だけど彼女はいつも、斗亜にお願いするからって言って僕を呼ぶ。
周りも彼女のお気に入りって認識だから、あまり何か言われることはなかった。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
