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みんなが騒いでる中、気付かれないようにそっと部屋を出て売店へ向かう。
一人になると、少しホッとした気分になる。
さっき彼女からメールが来て返事しようと思ったけど、声が聞きたくなってメールで返事するより電話を掛けた。
コールして直ぐに彼女の声が聞こえた。
「・・・電話出るん早いな」
「ちょうど今動画観ててん。・・・旅行楽しい？」
旅行自体は楽しいし、来てよかったなって思ってるけど、麻美の事を考えるとやっぱりどこか純粋に楽しめてはいなかった。
「うん。楽しいで？・・・けど、早く帰りたい」
「・・・どうしたん？なんかあったん？」
「んー・・・会いたいし、明日そのまま家行っていい？」
彼女の声を聞いてたら、どこか気を這っていたのか安心して、彼女に凄く会いたくなって、旅行帰りそのまま家に行っていいか尋ねる。
「斗亜ちゃんどうしたんー？甘えたやん？」
からかうような優しい声で彼女が答えるのを聞いて、ちょっと恥ずかしくなったけど「・・・うるさいなぁ、たまには俺も甘えたい時あるねん。・・・行っていい？」って素直に甘えてみた。
「良いよ。夜ご飯一緒に食べよっか？斗亜何か食べたいのある？」って嬉しそうな声が聞こえて「あれ食べたい。・・・鳥の甘いやつ」って好きなメニューをリクエストする。
「わかった。じゃあ明日、斗亜の好きなの作って待ってるな」
売店までゆっくり歩きながら会話を終え携帯をポケットにしまった時、ふと後ろを向くと麻美がいて「・・・っわ、ビックリした・・・麻美もなんか買いに行くん？」って、驚きながらも平然と声を掛けた。
だけど麻美は目を丸くしたまま僕を見ていて返事が返ってこない。
売店までの廊下は人もいなくて静かだったから、いつから麻美が後ろにいたのかはわからないけど、電話の会話も丸聞こえだったと思うと恥ずかしいし気まずい。
麻美の返事を待っても返ってこなくお互い見合ったまま。
連絡先をブロックして以来麻美と二人になる事は無く、今回の旅行も正直麻美と関わるつもりはなかったから、これ以上麻美を構うのを止めて「・・・先行くで？」って言って、まだ向こうの売店へ向かった。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
