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「えー、どこ行く？去年言った沖縄楽しかったなぁ？・・・今年も沖縄行く？」
斗亜が去年の旅行を思い出しながら嬉しそうに話す。
ちょうど一年程前、私の大学卒業のタイミングで二人で沖縄に旅行した。
運動が得意な斗亜が泳げないのを知ったのもこの旅行だった。
沖縄といえど3月はまだ少し寒いし、泳ぐのが苦手なのに無理して泳がなくて良いやってなって、水着には着替えたけど、2人でずっと砂浜で遊んでいたのを思い出す。
2人とも小学生みたいにはしゃいで、ずっとこんな風に斗亜といたいなって思った。
テレビボードに飾ってる、その時撮った写真に目が行く。
めちゃくちゃ青空の下、飾らない笑顔の私と斗亜。
今、2人で同じ顔・・・できるかな。
「沖縄・・・楽しかったね。今年も沖縄にする？それか、どっか行ってみたいとこある？」
「せやなぁ・・・明日仕事行ってる間にどっか探しとくわ」
そう言う斗亜の顔は、本当に一年前くらいの顔してて、本来の斗亜って、こんな透明感のある表情だった事に気付く。
最近やっと表情豊かに戻ってきたと思ったけど、あの頃の斗亜を思い出すと、やっぱりどこか大人になってしまったんだなと感じる。
その選択が、良い選択なら良かったんだけど、少し影のある表情が多いのは、少なからず本来の斗亜の性質からは掛け離れているように感じてしまう。
だけど、全部自分のせいなんて自惚れるつもりはないし、辿り着いた今が、私にとっても斗亜にとっても間違ってたって思いたくない。
「斗亜・・・私と居て楽しい？・・・・私と居てしんどくない？」
もしまた昨日の斗亜みたいになったら怖いけど、ちゃんと斗亜と向き合わないと前に進めないと思い、思い切って問い掛けた。
「・・・・何でそんな事聞くん？」
さっきまでの柔らかい表情が消えて、真顔で私を見る。
その切り替えが私を少し委縮させるけど、もしもここで壊れるようなら、この先一緒になんて居られないと思って言葉を続けた。
「私は斗亜と居て楽しいし、好きやで？・・・でも、もしかしたら斗亜にずっとしんどい思いさせ続けてるんちゃうかなって・・・。私に囚われすぎてるんじゃないかって・・・」
言い終わるよりも先に斗亜が抱きついてきて「しんどくない。・・・・一緒に居てくれたら・・・俺でいられるから・・」
斗亜の声が少し低くなる。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
