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斗亜の自宅に電話するとお母さんが出た。
ご両親は何度か面識がある。
斗亜の５歳年上のお兄さんと同じ歳の私に最初少し驚かれたけど、斗亜の家で一緒にご飯を食べたり、誕生日プレゼントや就職のお祝いを貰ったりしてるから、関係性はそんなに悪くないと思う。
斗亜のお母さんに、昨日から斗亜が来てる事と、少し体調が悪いから様子を見て帰すと伝えると、斗亜の心配より私の心配をしてくれた。
斗亜が隣で不安そうに私を見てるけど、お母さんの了承を得て電話を切った。
「斗亜ママ・・・私に迷惑掛けたらあかんよって。・・・・後２・３日はお泊りしても大丈夫・・かな？」
そう言って斗亜を見ると、私の腕にしがみつて子犬みたいな目でこっちを見てる。
「我儘言うてごめん。・・・仕事あんのに俺いたら邪魔やんな」
「・・・我儘ちゃうよ？・・確かに仕事あるから日中は構ってあげれへんけど・・・・とりあえずご飯食べる？お腹空いてるやろ？」
無茶苦茶な事を言ったと思ってシュンとしてた斗亜の顔が嬉しそうな顔になって「めっちゃお腹空いてる。ご飯食べたい」って言う斗亜が、本当に子犬が尻尾振ってるみたいに見えて笑うと「何で笑うん？」って不思議そうな顔をした。
とりあえず数日一緒に居れる事に安心したのか、いつも通りの斗亜みたいになってて、私がキッチンへ行っても一人部屋で大人しく待っていた。
料理しながらこれからどうしようかと考える。
とりあえず一緒に居たところで斗亜の中の何かがわからなければ同じ事の繰り返しのような気がする。
病気じゃないし、精神的なものの気がするから、病院に行ったとしても良くなるとも思えない。
元々感情表現が素直だった斗亜の純粋さが歪に欠けてしまったのは、私と付き合ったから。
私に合わせて、無理に大人になろうとした斗亜。
もっと、ちゃんと斗亜と向き合っていればよかった。
あの別れ話をした時、斗亜の心の中を、もっとちゃんと知る努力をしてたら。
そうすれば、斗亜にこんなしんどい思いさせないで済んだかもしれないのに。
きっと一日何も食べてなかったと思い、急いで出来る簡単な丼を用意すると、喜んで２杯も食べる斗亜はいつも通りで、せっかくだし楽しい話をしようと、今度私の休みが連休取れたら２人で旅行に行こうかって提案したらものすごく嬉しそうだった。
斗亜はもう大学入学まではずっと休みでいつでも良いと言うから、次のシフトで有休を取る事にした。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
