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「おかえり」
斗亜が家にいるのは、玄関のドアを開けた時に部屋の電気がついていた事でわかっていたけど「・・・ただいま。・・・ずっとうちに居たん？」って思わず聞いたら「ん・・・帰ろうと思ってんけど・・ダラダラ寝てた。・・・今日も泊まったらあかん？」って、なんか叱られた子みたいな顔をした。
可愛いと思うのと同時に少し怖くなった。
「私は良いんやけど、家の人心配せーへん？・・・旅行の日から家帰ってないやろ？・・連絡してへんのちゃうん？」
男の子といえどまだ高校生の斗亜が、何日も帰らないのは流石にご両親も心配すると思い訊ねると「・・・じゃあ親が良いって言ったら、ずっとここに居て良い？」って返って来て返す言葉に詰まる。
うちに泊まりに来ることは今までだって何度もあったし、一緒に３泊くらいの旅行もしたことある。
斗亜のご両親はどっちかというと厳しくもないけど、ずっと帰らないってなると流石にそれは心配するんじゃないかと思う。
私が何て返事して良いかわからずにいると「・・・ダメなん？ずっと一緒にいたくないん？・・・やっぱもう俺の事好きちゃうんや・・・」
そう独り言のように呟いて自分の荷物をまとめ始めた。
「・・・違うよ？そうじゃなくて、斗亜まだ高校生やし、何日も家帰らんかったら心配しはるやろ？」
言いながら荷物をまとめる斗亜の手を掴んで斗亜を見るけど、斗亜の目線は荷物を見つめたままこっちを見ない。
「・・・斗亜・・・どうしちゃったん？」
「・・・ごめん。・・・困らせてんな」
こっちを見ずに力なく笑う斗亜の顔が胸に刺さる。
両手を握って向かい合うと、ゆっくり斗亜は私を見るけど、その顔は困ってるような戸惑うような表情だった。
「困ってないよ？・・・斗亜が何に不安なんかわからんから、どうしてあげたら良いかわからんくて・・・私、斗亜に何してあげれる？どうしてほしい？」
覗き込むようにして伝えると「・・・一緒にいてほしい」と小さく呟いた。
斗亜のお願いは、一緒にいたいの一択。
昨日からずっとそう。
一緒にいるだけでは何も解決しないのはわかってるけど、なるべく斗亜のお願いは叶えてあげたい。
「・・・わかった。・・・斗亜の携帯貸して？」
斗亜は私の返事に不思議そうな顔をして、ズボンのポケットから携帯を出して私に渡す。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
