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料理をお皿に盛って温める数分で斗亜が倒れていた。
キッチンから部屋に戻ると斗亜がベッドで寝ていて「斗亜？寝てんの？」って声だけ掛けながらテーブルにお皿を置く。
返事が無いから寝てしまったのかと思い、ベッドの斗亜に目を向けると小さく痙攣していて血の気が引いた。
慌てて声を掛けるも返事がなく、苦しそうな表情を浮かべて浅い呼吸を繰り返してる。
斗亜の頭を撫でながら再度声を掛けると薄っすらと目が開くけど、いまいち焦点が合ってない目で私を見ながら微かに口が動く。
意識はあるけど呼吸ができてない様子で、過呼吸なんじゃないかと思い、背中をさすりながら声を掛ける。
苦しいのか、斗亜の目から涙が零れてきて、堪らず震える斗亜の身体を抱きしめて呼吸を促すと、少しづつ震えが治まっていく。
さっきよりは呼吸の感覚が長くなったと思ったら、斗亜が顔を埋めてきつく抱きしめてきた。
ビックリして怖かったんだろうと感じて優しく頭を撫でてると、ゆっくり私を見上げる斗亜の顔は涙で濡れていて、目にもまだ涙が溢れていた。
不謹慎だけど堪らなく愛おしくて優しく涙を拭ってあげると、戸惑った声がした。
何が起きたかわからなくて不安そうな顔をしてる斗亜に、疲れてたんだよと言って安心させると、ホッとした表情になった。
しばらく様子を見てたけど、お腹空いたと言ってしっかりご飯も食べた斗亜は、今日家に来た時と違って、まるで憑き物が落ちたかのような穏やかな表情で私にくっついて甘えている。
過呼吸を起こすほどの何かが斗亜の中であるんだろうけど、ついさっきの苦しそうな斗亜を思い出すと、今は斗亜の心の中を覗くのは気が引けて、ただ優しく斗亜の頭を撫でるしかなかった。
ベッドで並んでくっつきながらテレビを一緒に見ていると斗亜の携帯が鳴る。
斗亜が携帯のディスプレイの名前を確認すると、そのまま電話に出た。
「・・・どうしたん？・・・・あー・・・明日か明後日でもいい？・・・うん」
数分やり取りして電話を切った斗亜が、拓哉の鞄に私物が紛れ込んでいた連絡だったと言いながら携帯を操作しているのを見て「旅行・・・写真とか撮ってへんの？」って聞くと、持っていた携帯を渡してきて「景色くらいしか撮ってへんで？」って言って、飲み物を取りにキッチンへ向かった。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
