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すると彼女も思い当たる節があるのか「あー・・・うー・・。しょっぴーさん、ありがとう」って折れてくれた。


「あ。あと、ここのクラブ来たいなら、次から俺に言ってくれればVIP入れるから」って言うと「え、そんなん・・・大丈夫です」って断ってきたので「ここ、俺の知人のクラブだから。・・・今日みたいに結構良いダンサー来たりするしね。・・・勉強したかったらいつでも言って?・・・その方が康二も俺も安心だし」って返したら「・・・しょっぴーさんって、康二くんの言う通り、優しい人ですね?」ってヒナちゃんが背中で笑ってた。






外に出て、だいぶご立腹な康二が待っていて、康二の怒り具合はどんなもんかと思ったけど、背負われたヒナちゃんを見て「ヒナ?どうしたん?大丈夫?」って第一声が彼女への心配の言葉だったので、とりあえず安心した。


俺が入り口でたまたまヒナちゃんだとしらないで声を掛けた事、ヒナちゃんは俺に声掛けられたから安心して入った事、バーテンが勘違いしてアルコールを出してしまった事、康二の電話で彼女だと気付いた事を説明した。



俺が平謝りすると康二も怒るに怒れなくなっていて、ヒナちゃんは申し訳なさそうにしていた。

「いくら知り合いの店やからって、ナンパしたらあかんやろ?しかもそれがヒナやって・・・そんな偶然ある?・・・そんでヒナも俺に確認せんとついてったらあかん。しょっぴーなんか絶対ついてったらあかん」って、怒ってはないけどかなり文句は言われた。

「おいおい、俺なんかって・・・だいぶ棘ある言い方だなー」って言い返すと「あかんもんはあかん。・・こんな可愛いヒナに悪い事教えんといて」って俺に悪態つきながら、康二の背中に乗ってるヒナちゃんに「ヒナ、わかった?」って確認してる。


「康二くん・・心配かけてごめんな?・・でも、しょっぴーさん、康二くんの言う通り、優しい人やね?」ってヒナちゃんが言うと「・・・・今いらんこと言わんでええねん」って、少し恥ずかしそうに康二が返してて、一生やってろバカップルが!って思ったけど言わなかった。






案の定、康二の機嫌は次の日にちょっと文句言われただけで済んだ。
あの子、自分が溺愛されてるって気付いてないから、ちょっと困る。
ヒナちゃんの行動一つで、俺らにとばっちりが来るので、なるべく康二を刺激しないでいただきたい。



今日も現場が平和で良かった。





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山西 陽朔 - あなたのような才能ある方は、南無妙法蓮華経と唱えて仏となり幸せな人生を歩んでくださいね (2023年4月30日 17時) (レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
山西 陽朔 - あおさん、南無妙法蓮華経と唱えればあなたは仏になれます。 (2023年4月30日 17時) (レス) @page1 id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あお | 作成日時:2023年4月28日 11時

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