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連絡先を交換してからヒナちゃんんとたまに会う。
僕の仕事が早く終わった夜に、家の近くの河原でフリースタイルのダンスの練習をする彼女を僕が勝手に見ながら、写真と撮ったり、他愛のない話をしたりする、知り合いというか友達というか、どのカテゴリにも属さないような仲良しさんになった。
康二くん暇なん？と、逆立ちで足をピョンピョン動かしながらヒナちゃんが聞いてくる。
結構しんどいことしてるのに平気そうな顔で質問してくる彼女に、それしんどないん？と、返すと、しんどいーって返ってきた。
空を仰いでた足を地に戻し、手の砂を払いながら僕の横に座った彼女が「康二くんいつもボケーっと私の練習見てるけど、Snow Man忙しないん？」と再度聞いてきた。
「忙しいでー？忙しいけど24時間 Snow Manちゃうしな」向井康二に戻る時間もあるで？と返すと「どっちも康二くんやん？・・・なんか芸能人って大変なんやな」と返ってきた。
「そうやなぁ・・・大変って思った事はないけど、どこまで見せていいのか、あかんのかが・・・難しいんかもなぁ？」
「ふーん・・・全部見せたらあかんの？・・イメージとかあるし？」
「せやなぁ・・なんて言うんやろ。・・・嘘つきたないし思った事言うてるけど、100思ってる事言える時もあるし、40くらいしか言えへん時もあるって感じかな・・」
そう答えながらカメラを構え、目の前の川の水面にピントを合わせた。
川の水面を撮りたかったわけじゃない。
躊躇いながら答える僕の顔をヒナちゃんは真っ直ぐな目で見ていて、その真っ直ぐな彼女の瞳に心を見透かされそうな気がして、目線を逸らす代わりにカメラを構えただけだった。
何気ない世間話だから当たり障りない返事をすればよかったのに、彼女の真っ直ぐに向かって来る瞳に誤魔化すようなことができなかった。
そしてきっと僕自身も、本当は誰かに言いたかったのかもしれない。
この心に広がり続ける靄を。
水面にゆらゆら光る街灯をレンズ越しにぼんやり眺めているとヒナちゃんが他の話題を振ってきた。
ただその話題も、今の僕にはタイムリーだった。
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山西 陽朔 - あなたのような才能ある方は、南無妙法蓮華経と唱えて仏となり幸せな人生を歩んでくださいね (2023年4月30日 17時) (
レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
山西 陽朔 - あおさん、南無妙法蓮華経と唱えればあなたは仏になれます。 (2023年4月30日 17時) (レス) @page1 id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年4月28日 11時
