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「どうやろ・・・？って言われても・・・正直あんまりピンとこーへん。・・・結婚はなんとなくわかるけど、籍入れるってのが・・・公表もしないんやったら意味あるかなぁって。・・・康二くんは何か形にしたいって思って言うてくれたんやと思うんやけど・・・そう言ってくれて嬉しい気持ちは勿論あるねんけど。・・・・・何て言うかなぁ・・・」
白黒で伝えられない想いを一生懸命伝えてくれるヒナちゃんの言葉を黙って聞く。
気持ち、環境、状況、自分の立っている向きや位置。
同じように見えて、やっぱり一人一人違うから、ヒナちゃんが感じる僕との違いに耳を傾ける。
「それってさ・・・康二くんの都合やん？・・・言ってる事わかるけど、だから結婚って違うと思う」
そうピシャっと言われ、確かになって思った。
「それにさ、結婚したいって思うくらい好きって思ってくれるんやったら、堂々としたいから、まだあかん」
ゆっくりヒナちゃんが僕に向き直り正座するから、僕も背筋を伸ばして正座する。
「康二くんが言いたい事わかる。でもそれは２８歳の康二くんの答えやわ。・・・私まだ１８歳で、結婚どころか自分の人生のスタートにも立ってへんのに康二くんにぶら下がるような人生・・・私は嫌や」
「私・・・まだ全然私になれてへん。・・・康二くんが居ても居なくても、私の人生は私のものやし、康二くんの好きに甘えて生きたりしたくない」
しっかり僕を見つめ、自分の人生を信じる言葉を口にするヒナちゃんが、すごく格好良く見えて、この表情も写真に残したかったななんて考えていた。
「私も康二くんが好きや。もしこの先結婚とか考える大人になった時には康二くんが良いなって思うよ？・・・・でも、もし康二くんが、そんな先まで待てへんて思うんやったら・・・私は別れてもいいって思う」
この先の時間も、同じ気持ちで過ごしていけるならずっと一緒にいたいけど、私は私の時間で生きてるし、康二くんは康二くんの時間で生きてるから。
そう言って正座のまま僕の手を握る。
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山西 陽朔 - あなたのような才能ある方は、南無妙法蓮華経と唱えて仏となり幸せな人生を歩んでくださいね (2023年4月30日 17時) (
レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
山西 陽朔 - あおさん、南無妙法蓮華経と唱えればあなたは仏になれます。 (2023年4月30日 17時) (レス) @page1 id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年4月28日 11時
