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どんな未来が待っていても、自分で悩んで選んだなら、きっと進めるから。
僕とヒナちゃんが出会ってまだ数ヶ月だけど、ヒナちゃんは僕の中に昔からいるようにストンって入り込んできた。
なんでなんて理由はない。
強いて上げるなら、舞台で最初に見たキラキラした煌めくオーラが僕には見えた。
容姿が良いのもあるけれど、綺麗だとか可愛いとかじゃなくて、表現者としての煌めきをもっと見たいと感じた。
プロの世界で、いろんな凄いパフォーマンスを見てきたし、僕ら自身もエンターテイメントとして最高のものを魅せ続けている自信があるけど、演じているのに飾っていない自分を魅せる自然な表情は唯一無二のヒナちゃんの武器だと思った。
「ヒナちゃんは、自分がどうなったら成功やと思う？」
そんな質問を投げかけてみた。
「成功・・・えー・・そんな難しい質問せんといてーさ」
文句言いながらも僕の投げかけを真剣に考えているようだった。
「わかりやすい成功は、康二くんみたいに沢山の人の前で自分のパフォーマンスを見てもらえる事・・・かな？」
「なるほどな・・・ほな、どうしたらええと思う？」
「・・・どうしたら。・・・有名になるとか？・・・沢山の人に知ってもらわな見てもらえへんし」
答えるヒナちゃんの声が自信なさげにちょっと小さくなる。
「うん。それも正解やな。・・俺かてまだまだ知ってもらえてへんから、俺ももっと有名ならなやわ」
ヒナちゃんの答えを肯定して自分もそうだと乗っかる。
でもな、と前置きを入れ「俺は有名になる事で成り立つ世界にいるけど、ヒナちゃんもそうならなあかんわけちゃうと思うねん」
テーブルを挟んで向かい合って座るヒナちゃんに手招きすると、ヒナちゃんはちょこちょこ歩いてこっちへ来る。
僕が両手を広げると、ヒナちゃんは僕の前にちょこんと体育座りしたので、後ろから包むように抱っこした。
「ヒナちゃんの正解はヒナちゃんしかわからんし、有名なるのも正解や思うねん。・・でも有名になるってどんなん？ってなったら、これまたいろいろ選択肢あるやん？・・芸能人になって有名になるのも正解やし、SNSでバズって有名になるのも正解やし・・」
ヒナちゃんは僕に乗っかられながら黙って話を聞いている。
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山西 陽朔 - あなたのような才能ある方は、南無妙法蓮華経と唱えて仏となり幸せな人生を歩んでくださいね (2023年4月30日 17時) (
レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
山西 陽朔 - あおさん、南無妙法蓮華経と唱えればあなたは仏になれます。 (2023年4月30日 17時) (レス) @page1 id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年4月28日 11時
