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Snow Manに加入して直ぐに前作にも出演した舞台の仕事が入っていた。
京都と東京での公演のうち京都公演は関西ジュニアのメンバーも参加していたけど、Snow Manとして出演する僕には彼らとコミュニケーションを取る暇などなく、覚えきれない振りやセリフで毎日キャパオーバーになっていた。
関西の時には最前で引っ張っていた側なのに、Snow Manでは引っ張ってもらう側にいることにも慣れないでいた。
本来の僕は年上に甘えるタイプだったから,WESTがまだ関西にいた頃はよく甘えてた。
だけどWESTがデビューして、残ったメンバーで関西を立て直すには、甘えてなんていられなかった。そんな性格を変えてでも最前に立ってお兄さんして引っ張ってきたのに、ここにきてまた自分の立ち位置を見失いそうになる。
僕はそんなに器用じゃない。でも、そんな弱音なんか吐けるわけがない。
毎日孤独でどうにかなりそうだった。
・・・・・・・・・・
「ヒナちゃんはさ、TVでSnow Man見てどう思う？」
「え・・・格好良いと思うで？」
「うん・・せやねん。俺ら格好良いねん」
そう笑うと「なんやねんそれ」ってヒナちゃんも笑う。
「何回も、もうあかんって思ったし、自分が嫌になったこともあるけどな・・・今、ヒナちゃんみたいにTVとかで俺らを見て、格好良いって思ってもらえるグループになってるって事が、あの頃の自分へのご褒美・・・かな？」
そう言う僕をヒナちゃんはジッと見て「・・・そんな風に今思えるのって、きっと康二くんが逃げんと一所懸命戦ってきたからなんかな？」
横にいるヒナちゃんの視線に気づいているけど、なんとなく今視線を合わせると泣いてしまいそうな気がしたから、ヒナちゃんの方は向かずに、そっと手を繋いだ。
「全部振り返った結果論やけどな・・・でも、そういう事なんやと思う。・・・俺、頑張ったんやと思うわ」
昔、口癖のように頑張るしか言えなかった事がある。
頑張るって、言うのは簡単でも、何をどうすればいいのかわからなかった。
ただただ、ずっと、目の前の事を続けていくしかできなかったけど、ヒナちゃんの言うように、それが逃げなかったって事なのかもしれない。
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山西 陽朔 - あなたのような才能ある方は、南無妙法蓮華経と唱えて仏となり幸せな人生を歩んでくださいね (2023年4月30日 17時) (
レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
山西 陽朔 - あおさん、南無妙法蓮華経と唱えればあなたは仏になれます。 (2023年4月30日 17時) (レス) @page1 id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年4月28日 11時
