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「・・・そっか・・しんどかったね。・・・そこから康二くんはどんな一歩を選んだん？」
彼女はただ僕の言葉を遮ることなく聞いていて、それでいてもっと出せるよう促す。
まるで、抱えていたもの全部吐き出して良いよって言うように。
「正直自分で選んだけど、俺の知らん所で作られた流れにただ乗っかっていったって感じやったな。・・・やからこっち来てからも、ほんまは逃げ出したかった・・・関西に帰りたかった」
もうこんな辛い事しかない人生辞めたい。
本気でそう思ってた。
だけど。
両手広げて迎えてくれた６人の手をぼんやり思い出す。
場所は違えど、東京の最前線で同じように見えない明日を必死に探していた６人を。
なにしたって叩かれる。加入の３人も。受け入れた６人も。
じゃあ俺らがやってきたことは？
人生かけてここに立ち続ける事を選んだ俺らの人生は？
全て抱えてここに立った。９人で。
あの頃通っていたカウンセリングも、今思えばあまり効果はなかった。
ただ藁にもすがるような気持ちで通院していた。
６人が作り上げてきたSnow Manは強すぎて、自分の感情と向き合う時間なんて一秒もないくらい必死だった。
もうSnow Manとしてここにいる僕にできる事は、今の自分を受け入れていくことだった。
根拠のない誹謗中傷、誰かが勝手に創り上げた偶像から求められる向井康二像。
もう僕はいったい誰なのかわからなくなっていた。
６人とは関西時代からよく知っていたし、同じ仕事や舞台に出る事も多かったから、東京ジュニアの中では仲が良かったと思う。
だけど、外部から仲良くしているのと、そこに同じ目線のメンバーになるのとは、全く別物で、加入当初は正直今までどんな風に接していたかわからなくなるくらい、自分自身がわからなくなっていた。
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山西 陽朔 - あなたのような才能ある方は、南無妙法蓮華経と唱えて仏となり幸せな人生を歩んでくださいね (2023年4月30日 17時) (
レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
山西 陽朔 - あおさん、南無妙法蓮華経と唱えればあなたは仏になれます。 (2023年4月30日 17時) (レス) @page1 id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年4月28日 11時
