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この気持ちは何だろう。
なにわ男子のデビューが決まってから、ずっと考えている。
小島が作ったあの歌のように、神様にバカヤローって思った時もあるし、大吾や流星と同じ喜びを分かち合いたかった気もする。
龍太くんともっと一緒に何かを造っていきたかった気もするし、なんなら関西のあの家族感の中で生きていたかった気もする。
・・・・・・・
このずっと感じていた靄っとした感情は、ヒナちゃんが言ったように、あの時言えなかった僕の中の本当の気持ちの一部だと思う。
あの時感じた、素直な僕の気持ち。
感じないよう気付かないようにしていたけど、自分が感じてしまった感情に嘘なんかつけないのに、なかった事にしていたのかな。
なにわ男子のデビューで、なかった事にした自分の感情。
置いてきたあの頃の僕に向き合うために、ヒナちゃんに出会ったような気がした。
――――――――――――――――――
「康二くんは大学行って良かった？」
ヒナちゃんに質問されたのは、ライブツアーが控え忙しくなり始めた秋のことだった。。
ヒナちゃんも高校３年生だから卒業後の進路を決める時期だったけど、ヒナちゃんは答えを出せずにいた。
「せやなぁ・・・行って損は無かったと思うで」
俺はな。と付け足すと、ヒナちゃんは何故か口を尖らせた。
「やっぱそうやんな・・・でもなぁ・・・」
「どないしたん？大学行くか悩んでんの？」
そう聞くと、ヒナちゃんは無言で首を縦に振った。
「みんな大学行くねんけどな・・・私は大学で何学ぼうって考えたら、あんまイメージ湧かへんねん・・・」
「ヒナちゃんはやりたい事が明確やから、大学にあんまり興味ないんかもな」
「うん・・・何でも学んで損は無いんやけど、そこに時間使うなら、身体が若いうちにもっとダンスのスキル上げたい・・」
ダンスを初めて約3年でセンターで踊るヒナちゃんは、毎日の筋トレは勿論、時間を見つけてはいろんなスクールのレッスンを受けている。
話を聞いたり、実際踊るヒナちゃんを見たらわかる。
遅くで始めたからこそ、他の人よりも努力している事に。
だけどきっとヒナちゃんは、そんな今の自分にさえ満足していない。
きっとすでにヒナちゃんの中にはあるんだろう。
こうなりたい自分像が。
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山西 陽朔 - あなたのような才能ある方は、南無妙法蓮華経と唱えて仏となり幸せな人生を歩んでくださいね (2023年4月30日 17時) (
レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
山西 陽朔 - あおさん、南無妙法蓮華経と唱えればあなたは仏になれます。 (2023年4月30日 17時) (レス) @page1 id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年4月28日 11時
