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観たい映画があるからと学校帰りに風雅と2人で観に行った。
向かう途中でこの間遊んだ女の子達の話になった。
西村くんは連絡のやり取りをしていた女の子と仲良くなって良い感じな事を毎日嬉しそうに言ってくるけど、俺以外の３人が西村くんの話に全然乗らないから俺がいつも聞き役になる。
たまになら全然喜んで聞いてあげるんだけど、毎日毎日聞いてると面倒くさくなってきて、そろそろ誰か変わってくれないかなぁなんて思いながら西村くんの話を適当に聞いている。
「あんな浮かれ話適当に流しといたらええねんて。・・・メールのやり取りとか電話で話した内容とか・・・。拓哉一人で勝手に話してるだけやし放っとき？」
「まぁ、聞いてる言うても全部流れてって何話してたか全然覚えてへんけど」
「見てていつもこたちゃん凄いなーって思ってた。あんなしょうもない話、俺は相槌するんも面倒くさいわ」
今日も５人でお昼を食べてる時西村くんが１人ずっと喋ってて、向かいに座ってた俺がいつものように適当な相槌を打ちながら聞いていた。
ごくたまに斗亜が薄っぺらい相槌を一緒にしてくれてたけど、風雅と琉巧は自分達は話しかけられてないって感じで西村くんの話をフル無視してた。
「こたちゃんは？誰かと連絡取ってんの？」
不意に質問されて、頭に奈央ちゃんの顔が浮かんだ。
男女４人づつってなったら自ずとペアになるわけで、なんとなく隣で話してた奈央ちゃんって子と連絡先を交換した。
特に盛り上がる話をするわけでもないし、女友達が１人出来たくらいの感覚で、他愛ないメールのやりと取りをするくらいだった。
「あ・・・せやった。・・風さんさ？横で話してた子居るやん？・・・その子が風さんの事気に入ってるらしいねんけど・・・どう？」
奈央ちゃんとメールのやり取りの中で、風雅を気に入ってる子が居る話になった。
だけど風雅は連絡先を教えなかったようで、風雅に聞いて欲しいって言われてたのを思い出した。
えぇ？隣で話してた子・・・・どんな子やったっけ？
そう呟きながら眉間に皺を寄せて何かを思い出すように空を仰ぐ風雅を横目で見ながら「えっとなぁ・・・黒髪のストレートの子」そう付け足すと「あぁー・・・・わかった」って言いながら目線を空からこっちへ向けた。
「・・・・でも俺、彼女居るし。・・・・こたちゃん適当に断っといてよ？」
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あお(プロフ) - ぴのさん» 好みの書き方みたいで嬉しいです！感情移入しにくいかと思いますが、全作品、固定氏名で書かせていただいてます。それで良ければ最後まで読んで頂けると嬉しいです。 (10月13日 20時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴの - 文才がとても好みなのですが、名前変換はできないよう設定しているのでしょうか？ (10月13日 14時) (レス) id: 8b367529bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 17時
