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西村くんが計画してる紗綾の学校の子達と遊びに行くのを斗亜が断ってきたのは、学校を昼からサボった次の日だった。
「えー？何で行かれへんの？向こうめっちゃ可愛い子ばっかやで？」
「うん・・・行くって言うてたのにごめんやけど・・・てかごめん」
理由も言わずただごめんとしか言わない斗亜に西村くんも少し困惑したけど「まぁ・・行けへんって言うならしゃーないな」って言って相手の子に一人減る事を伝えてた。
申し訳なさそうな顔を浮かべる斗亜に「なんかあったん？てか、行くん面倒くさなったんやろ？」なんて少しふざけて言うと「いや・・・ちょっと・・・」って気まずそうな歯切れの悪い返事をして机に突っ伏して寝てる風雅をチラッと見た。
その雰囲気にピンと来た俺は斗亜にしか聞こえないくらいの小さい声で「え・・・マジで付き合ったん？」って聞くと、目線を俺に向けてきたけど返事は無かった。
昨日なんとも曖昧で微妙な関係の空気を蚊帳の外から見てた俺が斗亜に半分冗談で言った、紗綾と付き合えば？
人数揃えて遊ぶ約束してたのに理由無く断るわけがない。
でも理由を頑なに言わない態度と、風雅を伺うような態度を見れば自ずと答えは直ぐに出た。
彼女ができたからって言えば西村くんは騒ぐだろうし、昨日風雅を挑発してたから彼女が誰かなんて直ぐに風雅にバレる。
「・・・風さん知らんの？てか・・言わんの？」
「・・・好きにしたらって言うたん風雅やし」
返ってきた言葉で紗綾と付き合ってるのが確定したわけだけど、昨日学校を出る時の斗亜の雰囲気から、実際付き合うなんて意外過ぎて言葉に詰まる。
思わず斗亜を見続けてると「・・・なんやねん。付き合ってみたらって言うたん琉巧やん」って、少し苛立ったような口調で言うから「あぁ・・・全然ええと思うで？苦労しそうやけど」そう言って苦笑いすると「んー・・・どうやろな」ってなんとなく否定的な返事が返ってきたけど深く掘り下げない事にした。
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あお(プロフ) - ぴのさん» 好みの書き方みたいで嬉しいです！感情移入しにくいかと思いますが、全作品、固定氏名で書かせていただいてます。それで良ければ最後まで読んで頂けると嬉しいです。 (10月13日 20時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴの - 文才がとても好みなのですが、名前変換はできないよう設定しているのでしょうか？ (10月13日 14時) (レス) id: 8b367529bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 17時
