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俺の幼馴染は可愛い。
そりゃあモテた。モテまくってた。

生まれ落ちた時からあいつの隣に居る俺は、まあ睨まれたり妬まれたり絡まれたり仲を取り持ってくれだと、面倒で厄介ごとにばっか巻き込まれてた。。





小学校までは、モテたと言っても子供の可愛い恋心くらいなもんだったから大した被害は被らなかったけど、俺は男の子の割に小柄で可愛い顔をしてたもんだから舐められまくってて、散々嫌な思いはした。





中学生もなると普通に彼氏ができて今までも何人か彼氏がいたけど、彼氏ができても何故か俺と遊びたがるあいつのせいで、彼氏に妬まれたり喧嘩売られたりもして、ロクなことが無かった。

中学校から一緒の斗亜と琉巧はいつも俺を庇ってくれて、あいつの厄介ごとに一緒に巻き込まれてきた被害者なのに、結局あいつが可愛いから仕方ないって言うんだけど、物心ついた時からずっと一緒に居る俺からしたら、可愛いから仕方ないなんて免罪符にもならないくらいうんざりしていた。








――――――――――――










拓哉を彪太郎に押し付け・・・いや、お任せできた俺らは、斗亜が買い物に付き合って欲しいと言うので放課後街に出た。




人の買い物に付き合うのも面倒な気もするけど、斗亜も琉巧も服の系統が違うから、たまに違う系統の服屋に行くのも有りかと思ったけど、大人しくさっさと家に帰れば良かったと後悔した。





斗亜がよく行く服屋でなんとなく服を見ていると、この間あいつが勝手に買ってきたシャツをマネキンが来てた。


俺もお洒落は好きな方だし好みもハッキリしてるけど、俺が選ばないような服を俺に似合いそうだと言って勝手に服を買ってくる。
勝手に買ってくるくせに金を出すのは俺なわけで意味がわからない。

だけど、男目線と女目線じゃあ違うのか、この間女の子達と遊びに行った時に着て行ったら褒められたから、女ウケが良いんだろう。



マネキンを見ながら、そういや最近あいつに会ってないなぁーなんてぼんやりあいつの笑った顔を思い出した。






「あ、紗綾」


後ろの方で琉巧の声が聞こえて、あーるうくやんー、なんて語尾を伸ばす癖のある声が聞こえて振り向くと、ふーがぁーって、さっき思い出してた笑顔で紗綾が突っ込んできた。





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あお(プロフ) - ぴのさん» 好みの書き方みたいで嬉しいです!感情移入しにくいかと思いますが、全作品、固定氏名で書かせていただいてます。それで良ければ最後まで読んで頂けると嬉しいです。 (10月13日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴの - 文才がとても好みなのですが、名前変換はできないよう設定しているのでしょうか? (10月13日 14時) (レス) id: 8b367529bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あお | 作成日時:2023年10月11日 17時

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