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そんな彼女に、風雅くんってモテてたやろ？って言われた時はちょっとビックリした。
お前が初めての彼女だと言うと、嘘だと言われた。
俺の雰囲気が女からモテてた空気だと言われ、ちょっと考えた。
モテてた雰囲気って言われても、俺は自慢じゃないけど告られたのもこの子が初めてだし、身長も中二の途中辺りでやっと平均超え始めたくらい小柄だったし、チョコも紗綾からしか貰った事ない
女の子と普通に話したり、クラスの皆で遊びに行ったりはしてたけど、本当にごく普通の中学生活だった。
中三の頃には身長も大分伸びて男っぽくなったと思うけど、その頃にはもうそれなりに皆恋愛を知ってて、俺はずっと可愛い風雅のままだった。
紗綾以外の話を彼女にしたら、じゃあ風雅くんは鈍感やってんな？鈍感で良かった。私が初めての彼女なんやったら私が何でも初めてになるねって、男が喜びそうなセリフがポンポン出てきて、女に免疫がない俺は勿論喜んだし彼女をすげー可愛いと思った。
そんで彼女が言うように、俺のいろんな初めては彼女にあげた。
彼女は初めてじゃなかったけどね。
それでも彼女曰く鈍感らしい俺は彼女が大好きで夢中になってた。
だけど、同じクラスってのは常に一緒に居れるわけだけど常に逃げ場がない。
朝学校着いて帰るまでほとんど彼女が傍に居た。
最初は紗綾の居たポッカリ空いた俺の隣を埋めてくれてて、何か満たされてる気分になったけど、学校に慣れ始め、斗亜や琉巧以外にも友達ができて男友達と話してても彼女はいつも俺の横に居た。
クラスの女子と話してるだけで彼女は怒った。
だってただの世間話で、俺が斗亜に貸したCD見て、大西くんもそのアーティスト好きなん？私も好きー、とかから始まるような、そんな他愛ない話でも、あの子は風雅くんの事気に入ってるからそうやって話すきっかけ探してたんやって、風雅くんの鈍感！って怒られた。
いやいや、そんなん言うたら俺誰とも話せへんやん？って反論したら、じゃあ私とだけ話せば良いやんって返ってきた。
うーん、そうきたか・・・でもそんな事できるわけもないし、なんかこんなどうでもいい事で喧嘩するのも面倒で、それは無理やけど気ぃつけるわって毎回適当に謝って彼女の機嫌を取ってたけど、男友達と話してても拗ねだしたから流石に面倒になった。
そんな執着せんでも好きやってって言うけど、信じられへんって言われたらどうしようもない。
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あお(プロフ) - ぴのさん» 好みの書き方みたいで嬉しいです！感情移入しにくいかと思いますが、全作品、固定氏名で書かせていただいてます。それで良ければ最後まで読んで頂けると嬉しいです。 (10月13日 20時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴの - 文才がとても好みなのですが、名前変換はできないよう設定しているのでしょうか？ (10月13日 14時) (レス) id: 8b367529bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 17時
