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高校に入った途端、俺はモテた。
女子高を選んだ紗綾と同じ高校には行けないから、俺のレベルで入れる公立高校を選んだ。
家から近い公立は俺の中学の奴がそのまま行くのが大半で。
でも３年間色々面倒だった俺は皆と違う学校へ行きたかったから、家からちょっと離れた学校を選んだら、俺らの通ってた中学からは斗亜と琉巧だけだった。
俺と紗綾の事を知らない人達ばかりで新鮮な高校生活は楽しくて、凄い視野の狭い中で生きてた事を知った。
この頃既に紗綾の事だけでなく、何でももう色々考えるのが面倒になってた俺は、元々の緩い気質も相まって面倒事が嫌いなそこそこ適当人間になってた。
見た目不愛想に見えるけど、柔らかくて優しいフワフワした人。
って最初の彼女に言われたけど、褒めてたのかわかんない。
だけどやっぱり考えんのが面倒で、ふーんで終わらせたけど、そんな俺を好きと言って束縛凄かったら、彼女的には褒めてたんだろう。多分。
同じクラスだった彼女は入学して直ぐに告ってきた。
好きなタイプとかってあんま無いけど、好みの顔はあるし、彼女は結構なストライクだった。
そんな女の子に面と向かってウルウルした目で好きって言われたら嬉しくないわけがない。
一目惚れで、まだ全然お互いの事知らんけど、知りながら好きになって？
なんてすげー可愛い事言われたら単純な男は好きになっちゃうし、俺も浮かれてそのまま良いよって言った。
この時の気持ちは何て説明して良いかわかんないけど、本当に可愛いなって思ったし好きになりそうって思った。
紗綾への気持ちとはなんか違うけど、目の前の彼女に一瞬で心を奪われた気持ちになった。
学校が違うと、こんなにも会う事がないんだと、会わなくて済むんだと気が付いた。
学生って起きてる時間のほとんどが学校で過ごすわけだから、あんだけベッタリ隣に居たから隣に居ない紗綾を無意識に探したりしたんだけど、そんな意識は高校に入ってすぐ出来た彼女に向いた。
そこそこ可愛い見た目だから中学の時とかモテてたんだろうな・・・と聞かなかったけど思った。
なんせモテまくってた女がずっと隣に居たもんだから、モテそうな雰囲気ってか空気がなんとなくわかる。
まぁ、そうでないと、出逢ってすぐに告白はできない。
自分に自信が無かったら、同じクラスでそんな玉砕覚悟な事できない。
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あお(プロフ) - ぴのさん» 好みの書き方みたいで嬉しいです！感情移入しにくいかと思いますが、全作品、固定氏名で書かせていただいてます。それで良ければ最後まで読んで頂けると嬉しいです。 (10月13日 20時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴの - 文才がとても好みなのですが、名前変換はできないよう設定しているのでしょうか？ (10月13日 14時) (レス) id: 8b367529bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 17時
