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そんな俺の問いかけを丸無視して「なぁ、今日誰か俺に付き合って？この子の学校行こ！」なんて意味不明な事を拓哉が言い出して、全員の動きが止まる。
「放課後学校の前で待ってたら会えるやん？俺会ってみたい」
それはオタク的発想なのかストーカー的発想なのか何とも言えない発想に、勘の良い琉巧と斗亜は「ご馳走様」と言って、さっと立ち上がり、拓哉に「頑張って」と他人事のように嘘くさい笑顔で応援をして早々に食堂を後にした。
俺も無言で立ち上がり、彪太郎に「あとよろしく」って言って食堂を出た。
彪太郎には申し訳ないけど、面倒な事に巻き込まれたくない察知能力は彪太郎が一番無い。
よって、拓哉の意味不明なお願いは彪太郎に一任された。
後ろで「ちょ・・・助けてぇ」って彪太郎の声がして、立ち止まる事ないけど振り返ってあげると、拓哉に両手を握られお願いされて逃げられない彪太郎が見えた。
先に教室に戻って３人で喋ってたら、眉毛を八の字にさせた彪太郎が突っ込んできた。
「ちょ、待ってーさ。俺、西村に付き合わなあかんくなってんけど？あんなとこ置いてかんといてーさ」
珍しく怒り口調で捲し立てて彪太郎が話すけど、一気に話すから、一気に素通りしてしまって、３人ともキョトンとしてたけど、珍しく彪太郎が怒ってるから素直に、ごめーんってサラッと謝ってみたけど、彪太郎の怒りは収まらないみたいで、一番先に帰ってった斗亜と琉巧に怒りをぶつけてきた。
「琉巧が一番知らん振りした！ひとっことも話に乗らないし。斗亜も西村の目の前に居たのに知らん振りした。俺が一番西村から遠かったのに！」
放課後女子高の前で待ち伏せる。
などという、とんでもなく罰ゲームなそれに同行する羽目になった彪太郎は、よくわからない理由も含めて、本当に珍しく怒ってる。
でも俺ら３人も嫌なものは嫌なので、そこは身の危険を察知できなかった彪太郎が悪いという事で３人の意見は合致してる。
「ん−・・・でもな？俺みたいな目つき悪い奴がいたら女の子怖がるやん？こたちゃんみたいに優しそうな人が一緒に行ってあげるんが一番ええと思うねんなぁ？」
ナイス琉巧。
単純な彪太郎は、え・・・まぁ・・そうかなぁ？なんて満更でもなさそうな顔で、俺が行ってあげた方が良いかなぁ？と呟きだした。
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あお(プロフ) - ぴのさん» 好みの書き方みたいで嬉しいです！感情移入しにくいかと思いますが、全作品、固定氏名で書かせていただいてます。それで良ければ最後まで読んで頂けると嬉しいです。 (10月13日 20時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ぴの - 文才がとても好みなのですが、名前変換はできないよう設定しているのでしょうか？ (10月13日 14時) (レス) id: 8b367529bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 17時
