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そんな顔してる？って掠れ声で聞き返すと、私の中に沈めていた指を更に奥まで差し込んできて、ごめん・・余裕ないし優しくできひんって返ってくると同時に、感じる奥のポイントを攻められて、ビクッて反応するのと一緒に息が洩れる。
「煽って来たん捺香やしな？・・なにしても文句なしやで？」
そんな勝手なこと言われて、明日も仕事だからそれは困るって頭のどっかで思ったけど、私も目の前の斗亜が欲しくて、良いよって言う代わりに息の上がる唇を斗亜の唇に重ねた。
斗亜が余裕なく求めてきたけど、私だって触れてほしくて我慢していた。
会えない間ずっと信じて我慢して待ってた分、それを満たしてくれるくらいの愛を受けて愛する人と肌を重ねるだけで、それだけでおかしくなりそうに興奮してる自分がいた。
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「でも・・・良かったね？おめでとう」
そう言って私の左手を掴んで指輪をマジマジと見つめながら「就職１カ月でこの指輪はだいぶ頑張ったな・・・斗亜くんいくら稼いでんの？」なんてふざけてくるけど、私もこの指輪見た時同じ事思った。
この業界に務めていると見ただけでどこの指輪だとか、金額がなんとなくわかってしまうのは職業病だろう。
斗亜が私に贈ってくれた指輪は、斗亜の年代は勿論、私達の年代でも手が出しにくい値段だった。
「ね・・・ほんと、何か上手くいきすぎてて怖いねんけど？・・どっかに落とし穴あったらどうしよ？」
「何それ？惚気？・・・何かあっても素敵な旦那がいるならそれで良いやん？」
そう加奈に言われて、苦笑いで誤魔化した。
人間って、一つ望みが叶うと次から次へと期待してしまうものなんだなって、この数日で実感して、ちょっと落ち込んでたから。
先週プロポーズしてくれてから次の日にはマンションに戻ってきたけど、朝は私より早く出て、帰りは私より遅い。
もう夏休みも終わるから今のうちに仕事を詰めておきたいって楽しそうに言うもんだから、頑張ってねとしか言えない。
なんかすっかり社会人のような生活になって、本当に同世代の彼氏のような感覚にちょっと戸惑うけど、これも斗亜だと自分に言い聞かせる。
嫌なわけじゃないけど、急に大人になって現れたような感覚だから、たまにちょっとだけ知らない人に見えてしまう。
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
