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「学生しながら働くって・・・どういう事？それ、斗亜は大変じゃないん？」
「まぁ、楽じゃないと思うけど、今まで真面目に単位取ってたし、次の後期だけもう少し頑張ったら４年は必修だけでいけるからそんな難しい話じゃないで？」
廉くんが予約してくれたホテルのレストランで、デザートのフレジェにフォークを入れながら斗亜が淡々と説明するけど、一般的な企業に勤める私には最初ちょっと理解し難い話だったけど、廉くんの立ち上げた会社は一般企業の概念にはまらない自営業に近い立ち位置の会社だからできた事なんだと、なんとなく理解した。
かといって、会社の概要を聞いてると自営業よりもきちんとした内容で、元々廉くんが務めていた大手広告代理店の別事業的な会社みたいで、補償もしっかりしてる会社だった。
「でも斗亜がメディア系に興味あるなんて知らんかった・・楽しい？」
無理して就職を決めたんじゃないかって疑念がどうしても頭を掠めて、フルーツに刺したフォークの手が止まる。
「うん、結構頭使うけど自分のやりたい事形にさせてくれるからやりがい有るし、変に普通の会社に就職するより楽しいで？」
なんて、私の心配なんて気にも留めないような返事に少しホッとしてフォークの手が進んだ。
そんな私の動作を見てたからか「・・・俺が無理して、したくない就職したって思った？」
私の心を覗いたかのような言葉が斗亜の口から出て「ん・・ちょっとだけ。・・私の固定概念やけど、大学生で働くってなったら学校辞めて働くイメージしかなかったし、そんな在学中に就職できるなんて方法知らんかったから・・・・私がこんな事言い出さんかったら、斗亜普通に学生続けて２年後に就職してたと思うし」そう伝えると「きっかけはな？それはやっぱ捺香やけど・・・俺がそうしたくて決めた事やし、逆にこんな方法あるんやって・・俺ってラッキーやなって」
やから、捺香がそんな風に思うんわかるけど、俺はそんな嫌々で就職したわけでも無理したわけでもないで？
そう言って緩く笑う斗亜に嘘は無くて、これ以上何かを言えば、私の為に悩んで考えてくれた気持ちを無碍にする気がしたから、素直に「嬉しい」って一言笑って伝える私を見る斗亜の顔は優しかった。
「まだ働いて２カ月も経ってへんし、言うてもまだ学生やけど・・ちょっとは大人になってきたで？やし、心配するよりは応援してほしい・・・かな」
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
