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一生に一度の、しかも斗亜にとっては恐ろしく勇気振り絞ったプロポーズが、まさか撮られてたなんて思ってもなかっただろうし、ましてや仕事の参考資料になるなんて夢にも思ってなかったはず。
「あれ、、、ほんまに出すん？」
「んー、、、俺も最初、斗亜の事からかうのにイタズラしてんのや思っててんけど、、、映像観てからガチで編集しだしてたで？、、、てか、真剣やったのにごめん」
別に俺が謝る事でもないけど、俺も知ってて面白がってたし、あれは斗亜じゃなくても怒ると思う。
でも、映像の中の斗亜はもの凄く格好良かった。
本当にドラマ見てんのかと思うくらい。
「もう恥ずかしくてオフィス帰りたない、、」
「恥ずかしがらんでもええて、、マジで格好良かったで？それに、、、なっちゃん喜んでたな」
俺ちょっと感動したもん。
そう言うと、拗ねてた顔が少し綻んで「まぁ、、喜んでくれたけど」って、ちょっとだけ落ち着いた。
オフィスに戻ると会議室に呼ばれ、なんとなく気まずいまま２人で会議室に行くと廉くんが「文句はとりあえず見てからにして？」って言って動画ファイルを再生させた。
動画は斗亜のプロポーズシーンが本当のCMみたいに編集されていて、それは斗亜が考えた企画書通りで、花束の横の箱を手に取ってから跪いて指輪を嵌めた後引き寄せて抱きしめる瞬間で終わってた。
編集された動画は2人の顔がはっきりわかる箇所もあるけど、いろんな画角から撮ってたからか、本当にただのCMだった。
「恋人に指輪を贈るCMとしてはアリやろ？」
廉くんが斗亜にドヤ顔で聞くけど斗亜はさっきみたいに不貞腐れて「、、、、俺じゃなかったらな？」そう言って精一杯の反抗をしてた。
「いやほんま、最初は斗亜に見せて恥ずかしがらせたろって思っただけねんけどな？、、、見たら普通に良いの撮れててビックリしたわ」
笑いながら褒める廉くんに斗亜も何も言い返せなくなって「、、、もう好きにして」って諦めた。
この後、参考資料でこの動画を出すか、結婚式に原画の方をサプライズで流すかどっちが良い？なんて言い出して「原本今すぐ消せ！！」って、斗亜がまたブチ切れた。
ちなみにこの参考資料の動画の出来が良すぎて、この動画がそのままCMとして使われるんだけど、それを知った時、斗亜はもちろん発狂してたけどなっちゃんは凄く喜んでて、なっちゃんに「めっちゃ良い記念やねー」って言われて苦笑いして諦めてた。
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
