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斗亜が商談中の企業のアポに出掛けた後、廉くんが「ちょ、拓哉。急いで買い物行ってきて？」って言ってカードを渡してきた。
何買って来るん？って聞くと、意外な物を言われたけど、何に使うか直ぐ想像できて「絶対斗亜怒るで？」って言うと「アホ。仕事の参考資料作んねん」なんて言って笑ってた。
斗亜がアポ取りしてたジュエリー企業の会社は、斗亜が初めて1人で任された仕事。
この日CM制作の契約が取れて、プロポーズ前にちゃんと社会人として仕事をこなせた自信もついた感じがして、また少し大人に見えた。
ただ、契約取って帰ってきた斗亜が「企画書の最終チェック、、、廉くんにお願いせんかったら良かった」ってブツブツ言ってて、何の事かわからなくて尋ねると無言で企画書を渡してきた。
ペラペラめくるとCMのコンセプトや概要、どんなプロモーションを展開するかとか書いてあったんだけど、いくつかのアクセサリーの中で指輪のプロモーション概要が、夜景の見えるホテルで恋人に指輪を渡す王道の内容。
多分廉くんは企画書チェックでこれを見て、斗亜が考えたこの内容を斗亜自身にさせようとして、ホテルのスイートを取ったんだろう。
「、、、ええやん。もう台本ここにあるんやし」
笑いながら企画書に目を通してると「こんなんCMやから考えただけやん。、、、自分がするなんて思って考えてへんもん」
しかもこんなベタで誰でも考えそうなやつ。
そう言いながら俺の向かいの机に突っ伏す斗亜に「、、、ベタでありがちやけど、1番シンプルでええやん。、、、演出はシンプルにジュエリーは豪華に。、、、これでなっちゃんが喜んだら、このCM成功やな」って肯定すると、ゆっくり顔を上げた斗亜が「でも考えたら、成功するとは限らんのやけど、、」なんて言い出すから「これで振られたらおもろいな」って冗談のつもりで言ったのに「全然おもんない。、、、最近ずっと放ってたし、振られたらどうしよ？」
今更そんな事言い出す斗亜に、なっちゃんからのメールを見せてあげたかったけど、成功するってわかっててプロポーズするより、どうなるかわからん方が真剣にプロポーズしそうって思って、グズグズ言う斗亜を放っておく事にした。
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
