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待ち合わせたカフェに行くと相手の人は既に来ていて席の横に立ち名を名乗ると、こっちを向いた女性が少し驚いたような表情を浮かべたけど直ぐに優しそうな笑顔を浮かべた。
「職場にまでお電話してごめんなさいね？」
「あ・・いえ、ご連絡いただいてありがとうございます」
お互い会釈しながら向かい合う席に腰掛けた。
あまりジロジロ見るのは失礼だと思いながらも気付かれないように視線を向けると、めちゃくちゃ似てるわけじゃないけど柔らかい雰囲気はやっぱり姉妹だからか捺香によく似てると思った。
僕の事をはっきり詳しく知らなくて僕と直接連絡が取れない、だけど職場に連絡してしまうくらいなんとか僕と連絡を取りたい人って考えたら、今の所思いついたのは捺香のお姉さんくらいで、控えてた番号に折り返してみると、奇妙な電話の相手はやっぱり捺香のお姉さんだった。
とりあえず会う約束をしたものの、何から話せば良いのかわからなくてお姉さんの様子を伺っていると、ぼんやり何気に合っていた視線がはっきりと僕を捉えてきてなんとなく首を軽く傾けると「嶋��さんは・・・おいくつですか？」と聞かれて、さっきの初めて僕を見た時に少し驚いた顔した理由がわかった。
「・・・２１になります」
「え？・・・・・若いですね。・・・あ、若いのが駄目とかじゃないですよ？・・あの・・ちょっと驚きました」
慌てて手を左右に振って自分の言葉に否定を入れるのは、悪い意図じゃないって言いたいんだなって、その表情でわかる。
捺香からは僕の名前と会社の名前くらいしか聞いてなかったようで、僕がまだ学生な事もどういった経緯で社会人学生をしているのかも知らないようだったから、結婚に至るまでの経緯を簡単に説明した後、少し躊躇いがちに捺香とお父さんの関係に触れてみる。
「あの・・・捺香さんは相手が僕じゃなくても、最初からお父さんに反対されるって言ってたんですけど・・・なんかその・・理由とかあったりするんですか？」
そう尋ねるとお姉さんは紅茶のカップを両手で包みながら視線をカップに落とす。
その仕草の雰囲気もなんとなく捺香に似ていて、きっと捺香がもう少し年齢を重ねたらこんな感じなんかな？なんて、そんなこと考えてると「私のせいなんです」と、気付けば眉尻を下げたお姉さんがこっちを見てた。
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
