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「こたちゃん。名探偵なれんで？・・・正解やわ。相手も。・・・・・まさかこたちゃんの口から斗亜の名前が出るなんて思ってなかったから・・・」
ちょっとビックリした・・・
そう呟いて、視線を再び持ってるカップに移す。
彼女の動作をただ黙って見つめていると「・・・斗亜。・・元気にしてるんや？」って、視線はカップのまま尋ねてきた。
「あぁ・・・普段の嶋��くん知らんからわからんけど・・元気な人やね？」
「なにそれ？・・・元気ってか・・落ち着きない人？・・・今は知らんけど」
視線が絡まないままぎこちない会話が続く
なんか、すごくモヤモヤする空気。
もしかして麻美ちゃんはずっとこんな風に誰にも言えないもどかしい気持ちを抱えて過ごしていたんじゃないかって、ふと思った。
「・・・・さっき俺さ？言いたくなかったら言わんでええって言うたけど・・・やっぱ言うてくれへん？・・・俺に聞かれても良いって思ってくれてたんやったら・・・俺聞くし」
そう言うと麻美ちゃんはゆっくりこっちを見る。
その顔はなんとなく涙を堪えてるかのような、感情がいっぱいいぱいって感じの、困ってるような悲しんでるような、そんな表情だった。
「麻美ちゃんの恋愛をとやかく言う気なんて無いんやけど・・・西村くんも莉子ちゃんも麻美ちゃんおらん時は結構嶋��くんの話すんのに、麻美ちゃんの前やと嶋��くんの話しーひんし。・・もしかして麻美ちゃん・・・誰にもほんまの気持ち・・・・言えてへんのちゃうかなって・・勝手に・・そう思って」
拙い俺の言葉に彼女は小さく笑ってて、やっぱ勝手な解釈してて間違えたかなって思ったら「こたちゃんって・・・ほんまに名探偵なん？・・・・違うか。・・・優しいから、気付かんとこに気付いてくれるんかな？」ってなんとなく褒めてくれてるような言葉が返ってきた。
嶋��くんの事が凄く好きだった事。
細かくは教えてくれなかったけど、いろいろあって最終的に彼女が居るから振られた事。
今は本当に良い思い出になってる事。
だけど、本気で好きだったからなかなか忘れられない事。
嶋��くんのせいじゃないけど、誰かを好きになるのが怖い事。
そして、みんなが気を遣うから、嶋��くんの話をできない事。
もう過去の話だから、周りに聞いてもらうのも気が引ける事。
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
