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嶋��くんに麻美ちゃんの話をした時、麻美ちゃんと仲良いよと言う嶋��くんをよくよく思い出せば、西村くんの話は嬉しそうにニコニコ笑って俺の目見ながら話してたのに、急に顔が固くなったと言うか、なんとなくぎこちない顔をしていた。
思い返せば西村くんや莉子ちゃんも高校時代の話をしてる時、2人の口から嶋��くんの名前を何度か聞いたことがあるけど、麻美ちゃんが居る時に嶋��くんの名前を聞いたことがほぼ無くて、あれだけ仲良さように嶋��くんの話をしてたのにって不思議に思った事があった。
３人が話してて、なんとなくそこに嶋��くんの存在が浮かぶのに、やんわり避けている様な、そんな会話を思い出す。
仲が良かった友達を好きになって、上手くいかなくてぎこちない関係になってしまったのかどうかはわからないけど、西村くんも莉子ちゃんも嶋��くんも、なんとなく麻美ちゃんに気を遣っていたのかな・・・。
これは俺のただの憶測だけど。
そんな事全然気付かなかったから、嶋��くんの話を普通にしてしまって、申し訳ない気持ちになりながらも、目の前で涙を流す麻美ちゃんが、ほんの少し近くに感じれて、少しでもその悲しい気持ちを俺に見せて欲しいって思った。
こんな時、気の利いた言葉の一つでも言えれば良いんだけど、恋愛経験の少ない俺が何言っても麻美ちゃんは気を遣う気がしたから、何も言わずに涙を流す麻美ちゃんが落ち着くまで、ただぼんやりと向かい合うソファーから窓の外を眺めてた。
「・・・ごめんね。急に泣いて」
泣き止んだ麻美ちゃんが気まずそうにこっちを見る。
少し目が赤くなってて、その表情に胸がキュッてなる。
「・・・泣きたいときは我慢せんと泣いたら良いと思うよ？・・・俺以外誰も見てへんかったと思うし」
「学校で泣くとか恥ずかしいわ。・・・こたちゃん、誰にも言わんといてな」
我に返って公衆の面前なのを思い出して、更に恥ずかしそうにする麻美ちゃんが可愛くて、俺は思わず目を細めて優しく笑ったと思う。
「言うわけないやん。・・安心して？・・・・何か食べたいもの見つかった？・・あんまそんな気分ちゃう？」
少しでも彼女の気が紛れたらと思って、提案していた食べたいものリクエストを聞いてみると「甘いもの食べたい・・かな？この間皆で行った駅前のカフェ行こ？」って返してくれたから内心ホッとして「良いよ。・・もう動ける？」って様子を伺うと、麻美ちゃんは笑顔で頷いた。
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
