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そう口にすると、斗亜がもの凄い優しい笑顔で「拗ねてるなっちゃんも可愛いで？・・俺、気ぃ利かへんし上手に構えへんくてごめんな？・・・でも、俺が気付いてへんかったら素直に言うて？そしたらめっちゃ甘やかすから」
寂しくて我慢してた分、酔ってるとはいえ斗亜からこんな甘い言葉が聞けるなんて思ってもなくて、嬉しさと愛おしさで胸がいっぱいになりながらも、いつの間にか肌と肌が直に触れ合うような状況になっていたけど、この雰囲気に流されるまま斗亜を受け入れた。
ついこの間まで夏の暑さが残るような毎日だったけど、気付けば朝は少し薄ら寒く感じるようになって、その肌寒さにふと目を覚ますと、目の前に斗亜が居て抱きしめられて寝ていた。
目を開けて斗亜の顔を見つめながらゆっくり意識が覚めていくと同時に、昨日求め合って疲れてそのまま２人共何も身に付けてない状態で寝てた事に気が付いて、流石に下着すら着ていないのは恥ずかしいと感じて、そっと斗亜の腕から抜けようとしたけど「・・・どこ行くん？」って掠れた声が聞こえて、そのまま腕の中に閉じ込められる。
「恥ずかしいし・・服着る」
「えぇー・・・俺、このままがいい」
あ、でも、このままやったら、またしたくなるけど良い？
そう言って私の身体に指を這わせていくけど「あかん・・２人共仕事やし起きよ？」って言いながら斗亜の指を絡めて繋ぐ。
繋いだ手を斗亜が何気に見てる目線の先は、薬指の指輪。
「俺さ・・多分、中身何も変わってへんから・・・ずっと俺のままやし。・・・でも、寂しい思いさせてたらごめんな？・・・・好きやで？」
照れずに真面目にそう言ってくれる斗亜は、変わってないって言ってても、やっぱりいつの間にか大人になってて。
それを正直寂しいって思う部分はある。
不器用な斗亜も大好きだから。
だけど、いろんな部分が変わっていったとしても、斗亜は斗亜だから。
昔、斗亜が言ってくれた。
言った所で変えれへん事もあるけど、俺の知らん所で悲しくなってんといて。
変わっていく斗亜に戸惑う事もあるし、それを本人に伝えてもどうにもできない事もあるけど。
少なくとも私の旦那さんは、その気持ちを受け入れるから教えてって言ってくれる。
解決できなくても、気持ちを共有しようって言ってくれる。
この人となら何も不安になる事なんて無いんだと、改めてそう思う。
うん。私も大好きやで？
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
