takuya・anotherstory ページ1
takuya
斗亜からプロポーズが上手くいったとメールが来て、斗亜がなっちゃんに指輪を嵌めてる所を想像して一人で笑った。
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「・・・ウロウロすんなって。何に緊張してんねん？さっきの通りにしたらええだけやん？」
「うー・・・それができひんから困ってんねんて。・・・なぁ、ほんまにみんなこんな事してんの？」
ホテルの部屋でずっとウロウロしてる斗亜をソファーに腰掛けながら眺めてるけど、終始恥ずかしそうにしていて、見てるだけで笑えてくる。
エアコンがしっかり効いてる部屋なのに、暑いと言って手で顔を仰ぐ斗亜の顔は少し赤い。
一昨日、出来上がった指輪を一緒に取りに行った時「それ、いつ渡すん？」と尋ねると「え・・普通に・・はいって」って返ってきて、2カ月前に車で言ってた通りの返事に「あれ・・本気で言うてたんや・・・」って絶句した。
こういう女の子がキュンとしそうな事が得意じゃない斗亜は、俺と廉くんがセッティングしなかったら本当にしないつもりでいたくらい苦手分野だった。
セッティングと言っても、俺がなっちゃんと会う約束をして、廉くんがホテルのスイートルームを取っただけ。
最初ブツブツ文句を言ってたけど諦めて、さっき自分で花束を買いに行ってたから、いざとなるとちゃんとできる男・・・だと思うけど、なっちゃんとの約束の時間が近づくにつれ、ソワソワしだして恥ずかしさと緊張がピークに達してた。
さっき自分で買ってきた花束のカスミソウに触れながら「なぁ・・・こういうの・・・女の人って、やっぱ喜ぶもんなん？」って独り言のように呟くから「・・・あなたしかいない。・・・やっけ？1輪の薔薇」ソファーから立ち上がって斗亜の横まで歩く。
薔薇の花自体が愛の花って感じだから、何本でもプロポーズに使われる。
オーソドックスなら12本か108本が多いけど、1本だけってのが照れ屋な斗亜らしい。
「なっちゃん・・・泣くんちゃう？花なんかあげた事ないやろ？」
「・・・・・一回だけある」
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
