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何か隠してるというか、私に言えない何かがあるのはわかってて、でも、今聞いても答えてくれないのもわかってた。
いちいち聞かないのは、今更斗亜が私に隠し事なんてしないって信じてるから。
今斗亜が何かしてるけど、私に言わないのは何か理由があるから。
ただ、わかっていてもそれを納得できるかと言えば難しい。
離れているから尚更。
だけど、斗亜の言う通り、中途半端な気持ちでこの先一緒に居れるかと言えば、私達はもうそんな関係じゃない。
だから斗亜が、信じて待っててって言うから、それが私の望むような答えじゃなくても、斗亜の本当の気持ちを話してくれるのを信じて待つしかできなかった。
斗亜が実家に帰ってから会ったのって、斗亜の誕生日と終電に乗れなくて帰ってきたあの日の２日だけで、連絡もこちらからしないと来なくて、もしかして私の知らない所で斗亜は別れてるつもりなんじゃないかって疑ってしまいそうになるほど、私の生活に斗亜の存在が消えていた。
けけど、あれだけ寂しくて会いたかったのに落ち着いてる自分がいて、でも別に冷めたわけでもなかった。
それはきっと、何の理由もなく離れてるわけじゃないって思えるから。
斗亜の事を信じる気持ちが不安な気持ちに勝てたから。
それでも時折、斗亜と連絡を取る時はやっぱり早く会いたいなって思うし、寂しさも切なさもあるし、そんな時は無理せず、早く会いたいって素直に言う。
斗亜も会いたいって言ってくれるけど、なかなか叶わない。
だけど、離れてても想っていれるって不思議な気分だけど、好きな人が言った事をただ信じてるだけで、いつまでも斗亜の事待てる気がした。
この日は仕事帰りに拓哉とご飯の約束をしていて、待ち合わせ場所に向かっていた。
モテるくせになかなか彼女を作らなかった拓哉が今度女の子と二人でデートをするらしい。
年上の女性らしく、年下の彼に誘われたら嬉しいお店を探させられ、下見に一緒に行ってくれとお願いされた。
相手は拓哉なんだよなぁ・・なんて思いながらも、ちょっといいお店だから、普段のオフィスコーデよりは少しデート寄りの最近買ったセットアップで出勤したけど、どうせなら斗亜と出掛ける時に着たかったなぁって、ちょっとだけ思った。
だけど、待ち合わせした場所に居たのは拓哉じゃなくて斗亜だった。
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あお(プロフ) - 栞乃さん» ハマって頂いたなんて嬉しい限りです！ありがとうございます！凄い大きい出来事のない、普通のカップルのお話ですが、なるべくありふれてる日常をイメージして書いてます。ので、気持ちの描写を褒めて頂いてめちゃくちゃ嬉しいです！最後まで読んで頂けると嬉しいです、 (10月6日 13時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ちいさん» ずっと読んで頂いてる方からこんな嬉しい感想を頂いてめちゃくちゃ嬉しいです。吉川さんはもっと斗亜の成長を促すのに登場させたかったのですが、上手く使いきれなくて消化不良です。。。もっと精進します！最後まで読んでいただけると嬉しいです！ (10月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
栞乃(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいております。捺香と斗亜のお互いを想う気持ちの描写一つ一つがとても丁寧で読む度引き込まれています。初めて占ツクでこんなにハマりました。ありがとうございます！これからも楽しみにしております！ (10月5日 16時) (レス) @page38 id: 2d069a57ab (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 人の感情の深い部分が感じられるこの作品、不思議な気持ちになりながらも引き込まれてずっと読ませてもらってます。個人的に吉川さんのキャラクター性というか、言葉が響いて好きです。これからも更新楽しみにしております！ (10月5日 14時) (レス) id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 甘露寺さん» 大好きって言ってもらえて嬉しいです！感情移入しにくいかと思いますが、全作品、固定氏名で書かせていただいてます。それで良ければ最後まで読んで頂けると嬉しいです。 (10月2日 12時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年9月25日 11時
