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ﾎﾞｽｯ
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部屋へ入ると同時にベッドに下ろされ、顔の両端に手をつかれる。
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私を見下ろす侑李の瞳は、色っぽい。
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侑李『やめるなら今だよ？』
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チュッとわざとリップ音を鳴らし、試すように見つめる。
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『やめたく、ない………』
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恥ずかしさと初めての高潮で、生理的な涙がこぼれる。
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侑李『泣かないでよ………、』
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壊れ物を扱うように、親指で涙を拭ってくれる。
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侑李『かわいいなぁ………もう、』
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にこっと微笑んで、ゆっくり優しく、堪能するようなキス。
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『んっ………ぁ…』
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指と指が絡まり、侑李の体温が指先から回ってくる。
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首筋に唇を落とすと、チクリとした痛みが。
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『………？』
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侑李『僕って、意外と独占欲強いのかも…』
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じんじんと痛む首を、つーっとなぞる侑李の指。
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くすぐったいような、気持ちいいような。
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不思議な感覚に陥り、シーツを掴む力が強まる。
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侑李『もう…我慢しないからね』
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独り言のようにそう呟くと、着ていたシャツのボタンを外し上半身裸になる。
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『………っ、』
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細いのに、腹筋が浮かぶ侑李の身体は、薄暗い部屋の中でもくっきり見える。
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侑李『ふっ………見とれないで』
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私の服にも手をかける。
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とっても恥ずかしかったけれど、
とっても幸せだった１年記念日。
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次の日も、身体に残った侑李の感覚に照れ、侑李にばかにされたのは、言うまでもない。
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はるちゃん(プロフ) - こちらこそ…！！ずっとずっと応援します〜♪(*´▽｀*) (2015年12月25日 1時) (
レス) id: fe56d9a204 (このIDを非表示/違反報告)
あつこ(プロフ) - はるちゃんさん» はるちゃん！コメントありがとう(*´｀*)一夜漬け、嬉しいです／／そーなんだよね、伊野尾くんのタイミング！！(笑)ふふ、そう言ってくれて、書いててよかったなって思う(〃ω〃)ありがとう(^^) (2015年12月24日 9時) (レス) id: 3fa5c3465c (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃん(プロフ) - って思ってたけど（笑）最後にはとても優しくて、かっこいい伊野ちゃんで( *´艸｀) さすがあっちゃん！って思ったよ（笑）なかなか時間がなくて、読むのが遅くなっちゃうことも多いけど、これからも応援させてね♪ あっちゃんの小説�癸院�！！笑(長くなってごめん！) (2015年12月24日 0時) (レス) id: fe56d9a204 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃん(プロフ) - もう読んだら止まらなくて、普通に一夜漬けしたよ（笑）今回も最高すぎた…///不器用な二人がすれ違いながらもお互いの大切さにだんだんときずいていく感じがもうたまらなかった///← 伊野ちゃんは最初はなんでこのタイミングに来るんだよ"(-""-)" (2015年12月24日 0時) (レス) id: fe56d9a204 (このIDを非表示/違反報告)
あつこ(プロフ) - 冬涙。さん» 冬ちゃーん／／冬ちゃんに感想いただけると、なんだかすごく特別感なの………(。-∀-)わたしもちぃちゃん書くの、難しくて緊張したけど…！あはっ、慧くん活躍かっこよかった？………ありがとう♪今日たくさんコメくれて舞い上がっちゃうな(ノ´∀｀*) (2015年11月7日 20時) (レス) id: 3fa5c3465c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あつこ
作成日時：2015年10月2日 16時
