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『しのぶちゃんのお屋敷は“蝶屋敷”と言うんですね!隊士さん達の手当などをしているとか…』
蝶「はい。Aさんも来ますか?月雪家の追っ手くらい私でも木っ端微塵に出来ますし…」
貴方もここで手当された事があるんですよ?とは言わない。
この日、蝶屋敷に居たAに、一目惚れした隊士が増えたとか。
そしてその隊士にしのぶは笑顔で殺気を放っていたとか。
屋敷の中で2人は話に花を咲かせる。
『………それで日輪刀を初めて触って…』
蝶「Aさんは刀なんか握らなくて良いですよ」
『それ、実弥さんにも言われました。』
周りに花が散っていそうなその雰囲気をぶち壊す音が響く。
その音の正体は…
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そう、あの派手柱こと宇髄天元が派手に扉を開けた音である。
宇「おい胡蝶……!?!?」
しのぶの横に座りキョトンとするAに、あの祭りの神でさえも目を向いた。
想像をはるかに超える整った顔立ちに、一瞬言葉を失う。
あの実弥でさえも最初そうなったのだから、まあ、これが普通の反応なのだが。
蝶「どうしたんですか宇髄さん。」
宇「派手に美人な女がいるって言うからどんなもんかと思って来てみたが、なんだ、身なりは地味じゃねえか」
しのぶは笑顔で青筋を立てる。
蝶「なんですか?急に来てAさんの悪口ですか?流石の宇髄さんでも許しませんよ?」
宇「はぁ、“身なりは”って言っただろ。顔は派手に美人だ。そりゃもう想像以上にな。」
天元は上から下までAをみて、ポンっと手を打つ。
宇「よし、お前、俺の嫁になれ。そりゃもうド派手にしてやる。」
唐突に言われたその言葉に、Aはポカンとしてしまう。
『えぇっと…しのぶちゃんのお友達の方ですか?』
そう、まずそこからだ。Aは天元の事なんか知らない。
蝶「私や不死川さんと同じく柱の方です。」
『そうでしたか!初めまして。月雪Aと申します。よろしくお願いしますね。』
そう言って微笑むA。
蝶「それと、Aさんは私と、悔しいけど不死川さんの物ですから、嫁にはやりませんよ。」
宇「不死川!?」
この祭りの神によって、鬼殺隊中に「不死川にはド派手に美人な彼女がいる」という噂(事実)が広まったのである。
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ぴろぴろ - 夢主の誕生日と私の誕生日同じで草 (2021年4月1日 13時) (レス) id: 65d47dc8e6 (このIDを非表示/違反報告)
ロロ天Runa - 玄弥と絡みたかったけど!良い!あれデスね、神作を作る程度の能力ですね、うん、はい (2021年3月9日 15時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 面白かったです!また更新されるのを楽しみにしています!頑張ってください! (2020年4月15日 15時) (レス) id: 240037f69d (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - あ、やっぱり!零君愈史郎君に似てると思った!面白い!! (2020年4月15日 14時) (レス) id: 240037f69d (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 宇宙さん» ありがとうございます!!とても嬉しいです! (2020年2月1日 17時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年10月24日 22時