糖分80% ページ33
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蜜「それでね！それでね！…」
甘露寺さんの声が聞こえる。
角を曲がると桜餅を食べている甘露寺さんと、隣にいるのは…誰？
「あれ、甘露寺さん、それ誰？」
甘露寺さん、普通に隊服に刀さした状態で話してるけど、大丈夫？
蜜「あら、無一郎くん！この子はAちゃんと言って…」
甘露寺さんが口を開いた時、
「ﾆﾝﾑ！ﾆﾝﾑｰ！」
というカラスの声が。
甘露寺さんはごめんなさい！と言ってバタバタと任務に行ってしまった。
…説明終わってないんだけど。
2人きりじゃんか。
『あの、Aと申します。無一郎くんですよね？』
女の人が話しかけてくる。
無「まぁ。」
僕がそう返事をすると、ぱっと顔をあげて笑った。
何だか、花が咲いたみたいだ。
凄く綺麗な人だな。
なんでだろう、胸がざわつく。
『もしかして、霞柱の無一郎くんですか？』
無「そうだけど、なんでしってるの？」
あぁ、また言い方きつくなっちゃった。
でも、なんでこの人が知ってるの？鬼殺隊なんて縁がなさそうな人なのに。
『知り合いが、沢山いて…』
無「へぇ。ねぇ、ちょっと話そうよ」
なんでだろう。僕は基本他人には興味ないのに。
めんどくさいだけなのに、そんな事を言っていた。
まぁ、でも、向こうからすれば僕は偉そうなツンケンした子供だし、断られるに決まって…
『良いんですか？嬉しいです！』
そう言ってふわっと笑うもんだから、僕は少し固まってしまう。
何だか鼓動が早い。…僕らしくないな。
Aさんは、なんだろう。優しい雰囲気というか、炭治郎と同じような感じがする。
他人に接することが得意じゃない僕にも、こんな風に笑ってくれる。
僕はAさんの隣に座る。
『無一郎くん、意外と大きいんですね…！』
無「別に…柱の中では小さい方だよ」
『…確かに、柱の方は大きい人ばかり…』
そう言ってクスクス笑う。
この人の仕草はいちいち上品だ。
無「知り合いがいるって言ってたけど、具体的には誰？」
『あ、ごめんなさい！私、“不死川”Aって言うんです。』
無「…は、」
僕はまた固まる。眉間にシワが寄っていくのが分かる。
あぁ、この人が不死川さんの奥さん。
そりゃあ綺麗なわけだ。噂になってたし。
……僕の恋は、色々厳しくなりそうだ。
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ぴろぴろ - 夢主の誕生日と私の誕生日同じで草 (2021年4月1日 13時) (
レス) id: 65d47dc8e6 (このIDを非表示/違反報告)
ロロ天Runa - 玄弥と絡みたかったけど！良い！あれデスね、神作を作る程度の能力ですね、うん、はい (2021年3月9日 15時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 面白かったです！また更新されるのを楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年4月15日 15時) (レス) id: 240037f69d (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - あ、やっぱり！零君愈史郎君に似てると思った！面白い！！ (2020年4月15日 14時) (レス) id: 240037f69d (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 宇宙さん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！ (2020年2月1日 17時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yurirol0305 | 作成日時：2019年10月24日 22時
