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実「…は?」
実弥が自分の嫁の姿を見て固まってしまったのにもわけがある。
いつも清楚なAが、胸元の開いた上着にミニスカートを履いているのだから。
『えっと…』
はっと我に返った実弥は、光の速さでAの元へ詰め寄り問い詰める。
実「誰に着させられたこんな服!」
『今日前田まさおさんという方がいらして…』
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時は数刻前。
実弥宅に鬼殺隊の隊服(蜜璃と同じもの)を持って前田まさおがやってきた。
理由は簡単。実弥には超絶美少女の嫁がいると聞いたからである。
だから実弥が任務で居ない時間を狙ってやってきたのだ。
Aは鬼殺隊の人間だと知ると、すぐに家にあげてしまった。危機感が無さすぎる。
前「これを着て下さい。」
『これは?』
前「鬼殺隊の隊服です。余ったので差し上げます。」
『本当ですか!?いいんですか?私なんかが頂いて…』
前「はい。嬉しそうですね。」
『とっても嬉しいです!鬼殺隊には私の尊敬する人が沢山いて、憧れなんです!そんな隊服を頂けるなんて…』
前「ぜひ今!着てみてください!」
Aはゲスメガネの言われるままに隊服に着替えてしまった。
前「おぉ!清楚にみえてなかなか、いや、だいぶいい体をされてますね!」
そんなことをいうゲスメガネにAは赤面する。
『え、えと…これで本当にあってるんですか?』
開いた胸元を隠すようにしながら問うAに、ゲスメガネは自信満々で頷く。
前「はい!あなたの旦那もそのような隊服でしょう。」
そう言われ、確かに実弥さんの隊服も胸元が空いていたな、と思い返したAだった。
______________________________
『ということがあったんです。』
実「アイツ…いいかA、もう前田まさおとは関わるな。いいな?あと、そんな格好を俺以外の前でするな。」
『し、しませんよ!』
実「ゲスメガネの前でしてんじゃねえか!」
『だってあれは知らなかったから……き、着替えてきます!』
恥ずかしさにいたたまれなくなったのか、部屋に戻ろうとするA。
実弥はそんなAの腕を掴んだ。
『実弥さん?』
実「そんな格好されて、俺が大人しくしてられるはずねぇだろォ。襲って下さいって言ってるようなもんじゃねえかァ」
そう言ってAを寝室へ連行した。
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ぴろぴろ - 夢主の誕生日と私の誕生日同じで草 (2021年4月1日 13時) (レス) id: 65d47dc8e6 (このIDを非表示/違反報告)
ロロ天Runa - 玄弥と絡みたかったけど!良い!あれデスね、神作を作る程度の能力ですね、うん、はい (2021年3月9日 15時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 面白かったです!また更新されるのを楽しみにしています!頑張ってください! (2020年4月15日 15時) (レス) id: 240037f69d (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - あ、やっぱり!零君愈史郎君に似てると思った!面白い!! (2020年4月15日 14時) (レス) id: 240037f69d (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 宇宙さん» ありがとうございます!!とても嬉しいです! (2020年2月1日 17時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年10月24日 22時