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糖分73% ページ26

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1人の部屋で本を開く。



まだ寝るのには早いし、やる事もないので暇を潰そうと。



今日は実弥さんは柱の皆さん(成人済み)と一緒に飲み会があるらしく、私は久々に姉と一緒に食事をした。



しばらく本を読み進めていると、コンコン、と扉を叩く音がした。



実弥さんだろうか。いや、実弥さんなら扉なんて叩かないはず。



そっと扉を開けると、そこにはとても大きな男の人がいた。そして、その男の人にもたれかかっている実弥さん。



「悲鳴嶼行冥と申します。不死川の家はこちらで間違いないですか」



落ち着いた声。大人びた人だ。



『はい。私は不死川Aです。実弥さんがお世話になっております。岩柱の悲鳴嶼さんですよね?』



悲「私のことを知っていらしたか。南無阿弥陀仏…」



『はい!一方的に噂を聞いていまして…ってそうじゃないですね。私ったら…。とりあえず中に…』



実弥さんは一体どうしたのだろう。体調が悪くなったりしたのだろうか。



悲鳴嶼さんに中に入ってもらい、とりあえず実弥さんを寝かせる。



悲「今日の飲み会で飲みすぎてしまってな…。」



『飲みすぎですか。珍しい…』



実弥さんが酔っている所なんて見たことがない。



悲「南無…宇髄に挑発されてな。いつもは冷静で挑発ごときで羽目を外す様な者では無いのだが…。Aの名前が出た途端、ダメになってしまった。」



『わ、私の名前ですか!?』



どんなことがあったんだろう。ちょっと想像したくない。



悲「宇髄にAをかけてどれだけ飲めるか勝負だと言われ、火がついてしまった。」



…何をやっているんだろう。実弥さんは。



実「んんー。A…」




その時、眠っていたはずの実弥さんが呟く。




『はい。って寝言か…』




その様子を見ていた悲鳴嶼さんが




悲「愛されているのだな…」




そう言った。




『はい。幸せです。』




そう笑うと、悲鳴嶼さんは涙を流した。



『ひ、悲鳴嶼さん!?』



悲「いや、安心してな…。不死川はとても辛い思いをした者だ。Aが支えてやって欲しい。Aならしっかりとやってくれそうだ。」



悲鳴嶼さんが皆から頼りにされていることがわかった気がした。



ただ強いだけじゃなくて、もっとほかの何かがあるんだ。



そして、そんな悲鳴嶼さんに言われたこと。



精一杯、実弥さんを支えようと、心に決めた。

糖分74%→←実弥さんHappybirthday!!!2



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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ぴろぴろ - 夢主の誕生日と私の誕生日同じで草 (2021年4月1日 13時) (レス) id: 65d47dc8e6 (このIDを非表示/違反報告)
ロロ天Runa - 玄弥と絡みたかったけど!良い!あれデスね、神作を作る程度の能力ですね、うん、はい (2021年3月9日 15時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 面白かったです!また更新されるのを楽しみにしています!頑張ってください! (2020年4月15日 15時) (レス) id: 240037f69d (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - あ、やっぱり!零君愈史郎君に似てると思った!面白い!! (2020年4月15日 14時) (レス) id: 240037f69d (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 宇宙さん» ありがとうございます!!とても嬉しいです! (2020年2月1日 17時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年10月24日 22時

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