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ギッと拳を握りしめる。
蝶「落ち着いてください。」
実「あァ!?」
落ち着けねぇよ。Aに怪我させた自分に腹が立ってしょうがねぇんだ。
蝶「そんな事はいいませんよ。一時も離れず、なんて、普通に考えて無理ですから。」
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蝶「ただ、鬼の存在を教えていたら、Aさんは夜に出歩いたりしなかったんじゃないですか?」
そう言い切った胡蝶の言葉は、思ったよりも刺さった。
ずっと分かってたんだ。分かってて、そこから目をそらした。
そのせいで胡蝶の大事な友達は怪我をしたんだ。
そのせいで、俺の大事な恋人は怪我をしたんだ。
実「……分かってるわァ」
俺の口から出たのはそれだけだった。
俺はAを抱き上げる。
実「もう大丈夫なんだろコイツ。家まで運ぶ。」
蝶「…あまり揺らさないで下さいね。」
胡蝶もそれ以上は何も言わなかった。
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俺は、またAを抱えて走る。
違ぇんだよ胡蝶。
俺は、Aに笑っていて欲しいとか、何も知らないでいて欲しいとか以前に、
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何人も殺した俺を知って、Aが離れていくのが怖いんだ。
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ロロ天Runa - ヤバッ、、、!最高ですね、はい、更新がんばってくださいね!!応援してます!! (2021年3月8日 20時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - なしなつさん» 私も実弥さん最推しです!! (2019年10月31日 20時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - ハァァァァ尊い…!!不死川好きだわぁ… (2019年10月31日 20時) (レス) id: 737edd5ad9 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 月さん» ありがとうございます!好きだと言っていただけて、嬉しいです! (2019年10月24日 0時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
月 - この作品が好きです。頑張ってください! (2019年10月23日 22時) (レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年9月29日 23時